桜様。
書店向けのチラシか何かをごらんになったのでしょうか。さすがに情報が速いですねえ。
お目に止めていただき、ありがとうございます。
タイトルは予告とは変わりまして、そのものズバリ『貸本小説』というものになりました。
ここのところずっと掛かりっ切りで書いておりました。本文300ページ以上のハードカバーで、24人(+α)の作家の貸本小説(とその周辺)を紹介します(書影は100点以上! 全部モノクロですけど……)。
店頭には8月末日ごろ並ぶはずです(たしか1500円+税)。
詳しいことが決まったら、またお知らせいたします。どうぞお楽しみに。
お買い上げいただくとありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
>藤本さん
おお、そうでしたか。学生で利三郎に興味持つってすごいなあ、と思っていたのですが、私の頁を見てくださったのですか。
若い人に探偵小説の魅力が伝わっていくことをとても嬉しく思います。
私は乱歩が好きなので、山下利三郎、松本泰、あるいは平井蒼太など乱歩の影に消えていった作家にも関心があります。
>中さん
乱歩の忌日には「石榴忌」の他にも「幻城忌」という案もあったそうですが……。小説から名付けようとすると確かに難しいですね。
ひき続き、書きこみます。もうしわけありません。
末永さん、『貸本小説の世界』アスペクト、すでに告知されていますね。
どのような世界がさらに展開されるのか、楽しみにしています。
おめでとうございます。
今から、楽しみに待っています。
日下さん、情報をありがとうございました。
アンソロジーではなく、個人の短編集になるのですね。
第2期も是非編集していただければ、うれしくなります。購入いたします。
>9月に飛鳥高、10月に岡田鯱彦、11月に楠田匡介、12月に鮎川哲也、
来年1月に島久平、2月に鷲尾三郎、というラインナップ
をみると、天城一さんも期待したいです。言われますように、こちらは「別冊シャレード パート3」ですでにでてしまいましたが。
末永さん、本当に、ふたりで盛り上がってしまいましたね。段さんといい、薄風之介さんといい、私的には、入手困難な本でしたので、つい、ここに書いてしまいました。
今月号の「SFマガジン」北原尚彦さんの記事には、「秀吉になった男」木村生死さんがでています。
木村生死さん、雑誌「耽奇小説」、「裏窓 臨時増刊」を昨日確認したところ、三篇ありました。素性を知りませんでしたが、上の記事では、詳しくかかれており、その探求に敬服しました。
>オーナー様。
イヤハヤすみません。何となく桜様と二人だけで盛り上ってしまいまして。
ここのところ仕事の関係で、手持の本を全部ひっくり返していますので、全部記憶で書いております。アヤフヤですみません。
段沙児は、読んでみると結構面白いんですよ。『謎の二重体』は端正なミステリですが、雑誌掲載作はグログロです。翻案の可能性が捨てきれないのですが、私にはよくわからないので、創作として楽しんでいます。
薄風之介は実態のない『新青年』系の翻訳集ということでいいのでしょうか。
>中様。
乱歩再録チェック、ぼちぼち進めています。双葉社の『大衆小説』誌にずいぶんと再録されていますね。
日下です。
> あるPR誌には、河出文庫からも、アンソロジーが出るということ
>なので、こちらのリストも気になります。
9月からスタートする、「本格ミステリコレクション」(第一期全6巻)
というシリーズを編集していますが、それのことでしょうか。だったら、
アンソロジーではなくて、個人短篇集です。
9月に飛鳥高、10月に岡田鯱彦、11月に楠田匡介、12月に鮎川哲也、
来年1月に島久平、2月に鷲尾三郎、というラインナップです。
本当は天城一も予定していたのですが、別冊シャレードの最新号を見て、
あわてて差し替えました……。
と太陽を矢吹駆ばりに見ていたら次第に雲がかってきて大雨になった。太陽好きとしては腹立たしい。まあ水不足が解消するか。
>小林様
ご忠言ありがとうございます。学生とはいえ何年やっていることやら・・・ まあ楽しみつつ猛者になりたいですね。
>宮澤様
はじめまして。というよりもしょっちゅう「探偵小説頁」を閲覧(あの資料群を前にするとこの言葉が口をつく)しているので、自分の中でだけ宮澤様とは馴染んでます。実は『探偵小説四十年』に利三郎のことが書いてあるのもあそこで知ったぐらいなもので。あれを読んでから利三郎の写真を見ると、いかにも、と納得してしまう(初期のチャップリンみたいに今にも泣きそうな雰囲気で、似合わない髭を生やした、しょげた小父さんという感じ)。
「頭の悪い男」は早速読んで見たいと思います。これからもよろしくお願いします。
しかし『四十年』は読み返すたびに面白さが増す本だ。こっちの知識が増えるとそれだけ面白さも倍増する。山村正夫の『戦後史』より全然おもしろいもんなあ(大坪砂男のところは大笑いしたけど。そのあと「天狗」を読み返したらちょっと恐くなった)。
>中様
そうか、24、26、28、30と命日が並んでいる! しかもみんな大好きな作家で何故かちょっと嬉しい(吉行の『暗室』は傑作です)。ご教示(というか話の枕ですけど)感謝です。
ちなみに澁澤は5・8生まれで8・5没、とちょっとアナグラム入ってます。
おととい24日は芥川龍之介の河童忌で、きょう26日はたしか吉行淳之介の命日、あさって28日はおなじみ大乱歩、そのあと30日は大谷崎、月が変わって8月5日は澁澤龍彦の忌日となっておりますが、こんな暑い時期に死んだのならさぞや葬式は大変であっただろうな暑かっただろうな暑かっただろうなみんな黒い喪服を着てほんとに暑かっただろうなといった莫迦なことしか思い浮かばない昨今です。お元気でしょうか。
■宮澤様
「RAMPO Up-To-Date」の件、むろんテレビも記載対象です。単に更新をサボっているだけの話です。どうも申し訳ありません。先日は芦辺拓さんにケツをひっぱたかれてとりあえず新聞雑誌に掲載された関連文献を記載したのですが、「週刊マニアタック」や「真珠の小箱」のデータも近く記載いたします。
「乱歩文献打明け話」の件、とにかくいつか清風亭で盛りあがりたいと思います。
「真実追求家」の件、まったく存じませんでしたが、「乱歩小説」に数えられるかと思います。ご教示ありがとうございます。
宮澤さんのHPを見ますと、最近のアンソロジーに山下利三郎さんの小説が採用されているのですね。
新青年のアンソロジーにあるのではないか、と思っていました。
光文社のその後の、アンソロジーはラインアップされたのでしょうか、残りの何冊かがどの雑誌から出るのか、気にかかります。
あるPR誌には、河出文庫からも、アンソロジーが出るということなので、こちらのリストも気になります。
角川文庫からも、二人の選者により、別々にでますね、本当に、アンソロジーが楽しみです。
>中さん
#801
「RAMPO Up-To-Date」にはTV番組は載らないのですね。残念。
「乱歩文献打明け話」でお取り上げいただきありがとうございました。清風亭の宴会、いつかごいっしょしたいと思います。
乱歩小説の候補を一つ発見しました。
岡田鯱彦「真実追求家」(1950)(『宝石推理小説傑作選1』いんなあとりっぷ社:1974収録)です。
正義感の強さのあまりに破滅に追い込まれた男が友人に書き送る遺書と言う形式ですが、その中に「最近僕は、君の私淑していると言うE氏が、自分は恋愛不能者である、とある所で書いておられるのを見て、びっくりした。氏の説は、この世の中でたった一人の自己の半身をさがし出すのに、我々の身の周りを如何に目を皿のようにしてさがし回っても、その十数億の人の中の唯一人を見出すことは、理論的に不可能であること。それから、性欲を醜悪なるものと教育されてきた自分は、恋愛の本源がそこにあることを知った時に興醒めせざるを得なかった−−というような趣旨だったが、僕はそれを見てこれはE氏の方が僕なぞよりずっと程度の高い真実追求家ではあるまいか、と舌を捲いた次第だった。」という個所があります。これは『我が夢と真実』の中の「恋愛不能者」(1949)からの引用ですね。
これは乱歩小説になるでしょうか。
>藤本さん
#804
はじめまして。
私も乱歩最初のライヴァル山下利三郎に興味を持っています。比較的入手しやすい作品を以下にまとめてあります。
http://www.inv.co.jp/~naga/yamashit/list.htm
「頭の悪い男」なら春陽堂の「探偵趣味の会」編『創作探偵小説選集1』の復刻版がまだ現役です。
藤本さんが仰るように、乱歩の出現は奇跡です。当時の探偵小説を調べれば調べるほど乱歩作品の輝きはなおも増していくように思えます。
小林さん、暑くなりました。熱中症、こわいですね。汗をかくことがこわくなります。
私のほうは、小林さんよりもひとつ前の週を夏休みと、考えています。
雑誌「にっぽん」、名古屋新聞。このところ、目録にでてきて、しかも、大阪圭吉とかかれていますので、小林さんは出されたかな、と思いました。
小林さん、段さん、長瀬郁太郎さんなどは、ある時期に本が出ていますので、どう言う経緯ででたのか、興味があります。次に、話題になった時には、すこし詳しく書きたいと思いますが、やはり、文献が少ないような気がしています。
私的には、それらは入手困難をきわめています。
芦辺さん、今週、ノベルスを購入予定でいます。もう書店に出ているのですね。原書房の方も楽しみにしています。
群馬県前橋市 最高気温40度。
本屋さんに行く、気力も無くなります。 (^_^;;)
先日の連休には、暑さを避けるため軽井沢の古本屋さんに行ってみましたが、軽井沢も少しも涼しくありませんでした。
芦辺拓 さん
> 新本格著書リスト更新、お疲れさまでした。
おっ、気付いていただき、ありがとうございます。
1月以上更新が滞っていましたが、ようやく「新本格著書リスト」他を更新しました。
自分で言うのもなんですが、眺めていると、結構面白いものが有ります。
kita さん
リンク、ありがとうございます。
「はじめまして」とおしゃいますが、kita さんには、定期的に訪問、書きこみ、していただいていますよね。
これからも、よろしくお願い致します。
それにしても、青森・深浦 は良い町のようですね。
桜 さん
> 『少年画報大全』……
> 作品リストもあるのですね。
少し、ミスリードしてしまいました。
「作品リスト」は無い、と思っていただいた方が良いです。
「連載開始作品」についてのみ、各号毎に記述されています。
おげまる さんのリストの方が、充実しています。
> お休みは八月にはいってからですか。
えぇー、一応8月13日の週を予定しています。
藤本 さん
> 機を見て調べてみたいと思います(学生なもので時間がある)。
大学生ですか?
末頼もしいですね。
時間の有る学生時代にこそ、読書に、調査に、時間を掛けて下さい。
(と、オヤジの説教でした…)
末永さん、桜さん
最近のお二人の会話には、ついて行けないことが多くなりました。(笑)
たまには、解説を入れて下さい。(爆)
最近の入手本
西の女王様こと、橋詰久子さんから
『ダブルで二発!』島久平、『感触(タッチ)』鈴木いずみ、『細い赤い糸』飛鳥高、を譲っていただきました。
橋詰さんの放出本のなかでは、一番美味しいところを、頒けていただけたかも…。
大変ありがとうございました。
今まで、全く縁のなかった、雑誌「にっぽん」名古屋新聞社 昭和17年9月号 を入手。
大阪圭吉の「氷河婆さん」掲載号。
「にっぽん」は、もう1冊、目録注文中。こちらはどうなる事か。
「21世紀版 全国古本屋地図」購入。
ほぼ、読み終わりました。(何をしているのだか)
「古本屋地図」ホームページ一覧 のリンク集(http://www.kosho.co.jp/kotsu/link.htm)も、更新されています。
>オーナー様
新本格著書リスト更新、お疲れさまでした。ミステリ界の動向が一目でわかる、ちょっとコワイところもある資料として重宝しております。刻々と変化し、増補されてゆく書誌というのは、ネットならではですね。
末永さん、雑誌「犯罪実話」をめくりましたら、「幻想文学」47号に掲載されていない、段さんの作品が多くありました。創刊号から三回の連載、ということもはじめに上げられた作品ではわかりました。
渡辺啓助さんの作品、その再録もありますね。
また、目録では逸している、長瀬郁太郎さんの作品、あるいは、杉山清詩さん、青山恥(右の心が火)介さんのもありました。
頁を開く度に、何かが落ちてくるのには閉口します。
小林さん、新しい人がここに登場されたり、リンクを張られるのはすばらしいことですね。お休みは八月にはいってからですか。
リンクを張らせていただいた時に一度メールを出したことがありますが、
ほとんど「はじめまして」に近いです。
夏の少ない休みを利用して少し本が読めそうな気がしています。
青森・深浦 夕陽海岸の町から
金光さんに教えていただいた、「幻想文学」47号を読みますと、薄風之介も出てきますので、昭和二二年の頃には、素顔が不明な人が多いですね。
末永さんが言われるように、久野豊彦さんの作品も、段沙兒さんの作品とともに上げられていますが、同一人とするにはまだまだ研究の余地があるのではないでしょうか。
段さんの作品もさらに発掘されることが必要なのですね。
桜様も、三角寛で引っ掛かりましたか。
あれだけあからさまだとだまされますね。発見したとき、私は小躍りしたのですが、まったくのぬか喜びでした。
沢山書いているので、『犯罪実話』のレギュラーライターと考えていいと思います。
久野豊彦説には、間に八止説夫を介すと人脈がつながることは確かですが、決定的な証拠はありませんし、『ネオ・リベラル』の「結婚綺談」がオリジナルなものではなく、バーナード・ショウとイサドラ・ダンカンの有名な(というか陳腐な)ジョークをわざわざコント仕立てにしたものであることにも、ちょっと引っ掛かっています。
大竹文庫とネオ書房など、面白そうな話題がありますが、あまり時間がないので、またの機会に!
大竹さんが出しておられる『貸本文化』誌、ただ今準備中で近日発売です。
詳しいことは後日お知らせいたします。
小林さん、
『少年画報大全』(少年画報社 \2762)は
>全表紙や、代表作が、フルカラーで掲載
という本でしたか。
作品リストもあるのですね。
>最初は、雄鶏社の推理小説叢書、という叢書が思い出されますが、このあたりの
>移り変わり(探偵小説から推理小説)の時期はすでに確定しているのでしょうか
しらべますと、昭和21年十一月には、「当用漢字表」告示がでてきて、「偵」が使用できなくなった、とあります。「日本ミステリー事典」より。
藤本さん、昭和30年代も混沌として、「探偵小説」も使われていたのですね。
金光さん、段沙兒、文献の紹介、有難うございました。47号、1996.6月ですね。
末永さん、本当に、三角寛、でやはり立ち止まるのですね。同じでした。
>かなりの量の作品が見つかっていますが、わりあい面白いです
ということですが、知りませんでした。ご教示ありがとうございます。
>小林文庫オーナー様
はじめまして。
皆さんにちゃんと調べていただけて感動しています。
何かわかりましたら、また書き込みたいと思います。
角田は「サンデー毎日」とつながりが強いですねえ(処女作「発狂」はここの懸賞だったよなあ)。
確か当時下読みをやっていたのは千葉亀雄で、この人は山本禾太郎なんかも発掘した人だったと思う。というより千葉が一人で応募作を全部読んで力のある人は軒並みデビューさせていたというのはすごい(海音寺とか荘八とかだったかな)。
ゆまに書房からでている『千葉亀雄著作集』は大正時代には数少ない探偵小説の批評をおさめていて興味深いです。
>最初は、雄鶏社の推理小説叢書、という叢書が思い出されますが、このあたりの
>移り変わり(探偵小説から推理小説)の時期はすでに確定しているのでしょうか
横レスになりますが、昭和30年代まで混沌としてるような気がします。
やはり「推理小説」という語は清張ブーム後に一般化しているような。
新聞広告を眺めていると昭和33年ごろから次第に「推理小説」と冠されたものが多くなっている。たとえば、
’32・12
『猫は知っていた』:探偵小説
『完全犯罪』:探偵小説
『詐者の舟板』:推理小説
’33・6
『野獣死すべし』:探偵小説
『氷柱』:推理小説
’33・7
『天狗の面』:探偵小説
’34・1
『悪魔の手毬唄』『濡れた心』『雪崩』(新田次郎):推理小説
『悪魔の寵児』:探偵小説
『野獣』が探偵小説と呼ばれているのはこけた。『悪魔の寵児』はわかるけど。
小林文庫です。
簡単なレスだけで、失礼します。
石塚 さん
はじめまして。
…とおっしゃいますが、以前掲示板に投稿していただいたことが、有りませんでしたっけ?
HPを拝見しました。
石塚さんが作成した、「乱歩人形」は雑誌の表紙などで、拝見しています。
そんな方にリンクしていただけるなんて、嬉しい!
リンク、ありがとうございました。
こちらこそ、宜しくお願い致します。
藤本 さん
はじめまして。
ご挨拶が遅くなってすみません。
『現代大衆文学全集35 新進作家集』に関するご質問、幾つかは明らかになったようですね。
教えていただいた、日下さん、中さん、ありがとうございました。
私も、少し調べてみました。
「梅雨時の冒險」角田喜久雄は、『角田喜久雄氏華甲記念文集』の中島河太郎さん編の「作品目録」によると、
昭和3年 サンデー毎日 (発表号不明)
と有りました。
他の作品に付いては、解りませんでした。
「文藝年間」には、雑誌の掲載作品がリストされているので、当たってみてはどうでしょうか?
何か解ったら、また教えて下さい。
これからも、よろしくお願いします。
桜さん、須川さん、大塚さん
私の持っている『誰の屍体か』は、第5刷(s37.12)でしたが、「冷凍人間」は収録されています。
この件に付いては、芦辺さん他編の『鮎川哲也読本』収録の、山前譲編の「作品/著書目録」には、
― 「冷凍人間」が削除された時期あり ―
と記述されています。
山前さんも罪ですね。 時期とは何時なのか?、はっきり書いて欲しかった。
この記述に気付いたのは、『少年画報大全』(少年画報社 \2762)を購入したから。
「少年画報」の、全表紙や、代表作が、フルカラーでたっぷり掲載されていて、懐かしいです。
昭和30年代には、リアルタイムで購入していましたから…。
書誌としては不充分なものが有りますが、連載作品のリストもあり、上記の「鮎川哲也作品目録」には、未記載の作品もリストされています。
ここにも島久平の連載が有って、島久平の作品リストを作るのは大変そうですねぇ。
やよい さん
「満洲日報」の調査は、昭和初年から始めているのですか!
「女妖」の新発見も、凄い成果のようです。
私も、どこかに結果を発表して欲しいです。
なお、上記『少年画報大全』には、島田一男作品もリストされていました。
物凄い亀レスですが、なにしろ4畳半なので見つかるまで、出てくるまでに時間がかかりました。
>須川さん、『誰の屍体か』の2バージョン、刷などを確認したいですね。
52年3月20日の第12刷(札幌のBOOK OFFの100円棚で難なく入手できたが、それ以来見たことがない)は「冷凍人間入り」です。
抜くと194ページ、入れると236ページ、あるとすれば、相当古い版じゃないでしょうか。(こういうトリック、どこかで最近読んだような気がしますが)
No. 809を読み返したら変でしたので補足します。
『犯罪実話』のある号には、「目次は段沙児、本文(凸版)は別の名前」というのがたしかに実在します。
ただし、809で申し上げた通り、よくわからない名前です。検討の必要があると思っています。
桜様はおわかりかと思いますが、『謎の二重体』には三角寛の短編に酷似した(というか三角寛の作品を連想させる)タイトルがあって、一瞬色めき立ったことがありましたが、全然別の作品でした。久野豊彦も同様です。
96年以降、かなりの量の作品が見つかっていますが、わりあい面白いです。
ただし、かなりグロですが。
段沙(紗?)兒については山下武「ドッペルゲンガー文学考」第11回(「幻想文学」第47号,
1996.6, アトリエOCTA) で言及されているのが、私が知る限り唯一の文章です。
山下氏も同一人物扱いで話を進めています、海外推理小説の奪胎をよく書いていた
ようです。
正体についても一応推測を試みております。
>推理小説、と表記されていますが、探偵小説とは表記されていません。
>最初は、雄鶏社の推理小説叢書、という叢書が思い出されますが、このあたりの
>移り変わり(探偵小説から推理小説)の時期はすでに確定しているのでしょうか
面白い着点ですね。
>段沙児の本拠地(?)である戦後のカストリ版『犯罪実話』をよく見ると、どうやら
>本名か別のペンネームらしき名前がわかるはずです
創刊号掲載の「人肉を喰う男」のみ見たことがあります。よもや「二壜のソース」の
翻案ではあるまいね? と思って(違いました)。むしろ城昌幸の短篇載っているのを
見つけたことの方が嬉しかった…
桜さま
>その復刻版『貼雑年譜』で気になるのは、限定200部の、番外で
>あるということですね。
う〜ん、そういう事ですか。でも、全然出てこないよりはそういうの
でも出てくれば多少の希望も湧いてくる(^o^)というものです。
大塚俊一様
高円寺は、たしか西部古書会館ありますね。横須賀からは遠い(新宿
までいけばすぐですけど)ですが、一度は行ってみたいと思います。
別冊新評「山田風太郎の世界」、私も何年か前買いました。いい本
ですね。
の著者については諸説あります。ある作家の変名だとか、著作権逃れの架空の名前とか(「二本の調味料」の場合)。
しかし、段沙児の本拠地(?)である戦後のカストリ版『犯罪実話』をよく見ると、どうやら本名か別のペンネームらしき名前がわかるはずです(本文と目次の名前が違うのがあるので)。
カストリ雑誌でときたま見る名前なのですが、悲しいことに、それが誰で何をやった人なのかがわからないのです。
『ロック』の人とは同一人物だと思っています。当て字にしては少しヘタクソですから。普通の人だったら、荒俣宏氏のような名前にするのが自然だからです。
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