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小林文庫の新ゲストブック

過去ログ 2001年01月01日〜2001年06月30日



総発言数:718件 
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No.443 (2001/05/10 23:53) title:すべてはここに始まる
Name:須川 毅 ()
Email:tsuyoshi.sugawa@nifty.ne.jp

祝 5周年
僕がいろんな人達に知り合えたのもここが
あったからです。とても感謝しています。
次は10周年ですね。

PS 「顎十郎」気になりますね。最近
春陽文庫版を入手しましたが、朝日文庫の
解説にもあるように、タイトル・本文とも
かなり流布本とは違いますね。こっちが
正本のようにも思うのですが・・


No.442 (2001/05/10 22:20) title:おめでとうございます
Name:おげまる ()
Email:ogemaru@nifty.com
URL:http://www.ume.sakura.ne.jp/~r-stuff/cg_oge.htm

おじゃまします。
敷居があまりに高いので中腹のキャンプで高度馴致にいそしんでいたおげまるで
す。頂上アタックはベテランにまかせて、ROMをきめこもうか、とも思ったので
すが、なんとなくそれも人の道に反するようなので。
オーナーさま、五周年おめでとうございます。
オーナーさま、ならびに桜さまの暖かいお言葉がなければ、今日の私はありません
でした。
ここまで書いて、「今日の私」がどこにいるのかGoogleで検索してみたとこ
ろ、41件もヒットしました。これもすべてオーナーさまのおかげです。
もっとも、そのうち身に覚えがあるのは十件ほどで、つるぺた萌えの絵描きさん
(URL参照)をはじめとする「おげまる」さんたちは、おそらく私とは別人と
思われます。それもこれもオーナーさまのおかげです。
ついつい、あたりまえのように思いがちですが、アクセスするたび、ミステリがらみの、聞いたこともない新しい情報に接することができるのは、ネットのありがたさ、小林文庫のありがたさです。
これからもずうっと「あたりまえ」でいてくださいませ。


No.441 (2001/05/10 15:32) title:いきなりタイトルを間違えてしまいました!
Name:Toro ()
Email:hksyw@nifty.com

再び、Toroでございます。
タイトルの訂正にやって参りました。

正しいタイトルは
「遅くなりましたが、おめでとうございます!」です。すみません!


No.440 (2001/05/10 15:28) title:遅れ馳せなら、おめでとうございます!
Name:Toro ()
Email:hksyw@nifty.com

HP5周年、本当におめでとうございます。 ♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!

考えてみると、この掲示板にきたのは初めてです。
「お祝いを...」と思いながら、どこに書けば良いのかわからずウロチョロしていたところ、
「あらっ、黒猫荘の小林文庫の横にちゃんと掲示板があるじゃないの!」と数分前に気づきやって参りました。遅くなって、申し訳ありません。

これからも、いろいろご迷惑をおかけすると思いますが、よろしくお願いいたします。

ちょっと余談ですが、くりさまが富山の古本屋をまわって「何も買わなかった」というのが、幹事として不安のたねになってきました。
みなさまに、至福の時を提供できるでしょうか?(私の場合、美味しいものを食べている時が、最高なのですが....ヘヘ)

それでは、富山オフ会でお会いするのを楽しみにしております!


No.439 (2001/05/10 15:28) title:アンソロジーにもあります
Name: ()

宮澤さん、立風書房のアンソロジー、あの巻でしたか。恐らく、土田さんがここにあげられたアンソロジーなのでしょうか、ありがとうございます。

 最近、入手しました、復刻版というよりも、改定版に近い『学問の家 宇田川家の人たち』津山洋学資料館、800円。これは、中 貞夫さんが書かれたものの、昭和十八年の改定版です。
 「中」と言う人はその他に、探偵雑誌にときたま出てきますので、「中」と言う人にひかれて、購入しました。
 この人とは別人ですが、「中 正夫」と言う人もおられます。飛行機乗りですが、その方面の著作もあります。
 また、乱歩研究家の人もおられますね。「中」という姓にひかれてこのところ、購入しています。


No.438 (2001/05/10 12:48) title:顎十郎など
Name:宮澤@探偵小説頁 ()
Email:GCH02173@nifty.ne.jp
URL:http://www.inv.co.jp/~naga/

>末永さん
>江口雄輔先生の『久生十蘭』と朝日文庫版の『顎十郎捕物帳』に出て
>いるのですが、
 どちらも持ってないのです。<叢書新青年>はあと二冊で完集だからこの機会に買っときます。朝日文芸文庫はテキスト的に創元推理文庫の『久生十蘭集』とダブるからいらないかと思っていました。どうしようか思案中です。

 それにしてもいろんな人が知恵を持ち寄りたちまち疑問を解決してしまうここの掲示板の力は凄いですね。

>桜さん
 伊藤松雄、読んだことないですが中島河太郎・紀田順一郎編『現代怪奇小説集2』(立風書房:1974)に「地獄へ行く門」が収録されています。

 例の番組、今晩放映ですがどうなることか。


No.437 (2001/05/10 08:52) title:おめでとうございます
Name:平山雄一 ()
Email:hirayama@parkcity.ne.jp
URL:http://www.parkcity.ne.jp/~hirayama/index.htm

おくればせながら、おめでとうございます。
この掲示板には新参者ですが、一年ぐらい前からはときどきのぞいていたことを告白しておきます…。
ほんとうに濃い場所で、ソクラテスとプラトンの対話を眺めているような心境であります。
最近は乱歩事典も飽きてきて、英語雑誌の編集のほうに浮気をしていますので、まだまだ完成は先のことだとおもいますが、気長に見守って下さい。


No.436 (2001/05/10 06:36) title:お祝いの言葉が続きます
Name: ()

小林さん、資料が届いたようで、安心しました。題名の訂正というのもあるのですね。
 お祝いの言葉が続いて、本当に、うれしくなりますね、これからもよろしくおねがいします。
 「推理小説研究21」平成4年、以後の刊行について、2年ぐらい前にお訊きしたところ、リストはあるようですが(詳しいことは失念)、なかなか難しいとのことでした。

 末永さん、横井さんはお持ちだと思います。
該当のところは、「地下室」1998.6(271号)、1998.7(272号)と、他の人による追補ということで、1999.1(278号)です。
・初出については、3点がやはり不明です
・あるかもしれない、昭和十六年刊の、春陽堂文庫(上)、(下)のことなど
が気になるところでした。
 もちろん、24篇の順序についての検討もされています。

 久我荘太郎については、その名義で戦前に1点、久我荘多郎名義で、戦後に6点、確認されました。後者を2点所有していました。


No.435 (2001/05/10 02:09) title:感涙です
Name:小林文庫オーナー ()
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

森下祐行 さん
 わざわざ、ありがとうございます。
 当掲示板への登場、初めてでしたっけ?
 
 私は、怪の会の不良幽霊会員です。
 全くお役に立っていなくてスミマセン。
 「地下室」はいつも楽しみに拝読しています。
 これからもよろしくお願いします。

 「MISDAS」拝見しています。
 素晴らしく有用なページで、私たちがHPを始めたころとは、HPの質が変わって来た事を実感しています。
 奥木さんのHPも、勿論拝見しています。
 奥木さんは、私と同県人なんですよね。
 どこのBookOffに行っているんだろぉ?(笑)

風々子 さん
 ありがとうございます。
> こんなときでもないと、この特濃版に書き込めるネタがないのヨ(泣笑)
 そんなぁ! 何でも書きこんで下さいよ。
 横溝正史のことなど、教えて下さい。

> 私自身も、以前はただの本好きだったのが
> 今や古本にも興味のあるただの本好きになってしまいました(^^;
 このHPのせいで、人生を変えていないですよね?
 でも、本にお金が掛かるようになってしまったかもしれません。 (-_ー;)

 これからもよろしくお願い致します。

くり さん
 ありがとうございます。
 確かに、こちらの掲示板では久しぶりです。
 たまには、ここにも登場してください。

> ウブな私が古本蒐集という世界に足を踏み入れるキッカケとなったのは…
 それは無いような気がしますが…

 富山オフでは、宜しくおねがいします。
 それにしても、もう富山の古本屋を荒らされてしまったか? 楽しみが減っしまいました。(笑)


No.434 (2001/05/10 01:58) title:こんなに続くとは!
Name:小林文庫オーナー ()
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 小林文庫です。
 こんなにお祝いが続くとは、思ってもいませんでした。
 大変ありがとうございます。(感涙)

 末永さん、桜さん
 お送りいただいた大阪圭吉作品のコピー、受け取りました。
 大変ありがとうございます。
 感想などは、また後ほど書かせていただきます。

 また、コピー代、送料などについては、お言葉に甘えさせていただきます。
 重ね重ねありがとうございます。
 お二人にお返しできる事は殆ど無いと思いますが、お二方以外にも、必要な方々に資料を提供して行く事で、恩返しして行きたいと思います。

土田裕之 さん
 昨日は、中途半端な返事でスミマセンでした。
 
> 白梅軒さんが移ってしまった…(笑)
は、「染ってしまった」の誤字でした。 (^_^;;;)

 1万冊オフは、もう出席予約しておいて下さい。
 それ以外にも、川口さんの集まりなど参加したいのですが…。
 当HPの「湘南オフ」などどうですか!?(笑)

 土田さんの上げておられる3冊、名前も書名も知らないものばかりです。
 土田さんが欲しいと思われたのは、どなたかが紹介されていたのでしょうか?
 何故この本が「欲しい戦後の3冊の怪談集」なのか?
 「幻想文学館」ででも、話題にしていただけると嬉しいです。

kashiba さん
 ありがとうございますぅ。
 
 kashibaさんの、1年8ヶ月の密度は、優にわたしの5年を超えています!
 一時休養宣言は、寂しく残念ですが、仕方ないですね。
 kashibaさんの宣言を受けて、フクさん、ともさんの二人の鉄人も、弱音を吐いていらっしゃいました。
 やはり、毎日更新というのは、身を削らないとできないですね。
 とはいえ、kashibaさんのことですから、休んでもタダでは復帰しない。
 きっと新しい企画で、私達を楽しませてくださるものと、期待しています。(^ー^)゛

> 「鬼」や「密室」を相場も考えず買ってみたり
> 「新探偵小説」を中味も知らず一気買いするような人間に
> なったのは、みんなみんな小林文庫さんのおかげです(^^;
 やっぱり、汗が付いていますか!
 それにしても、「鬼」と「密室」は羨ましいぞーぉ! 「宝石」も!!


No.433 (2001/05/10 00:37) title:おめでとうございます。
Name:くり ()
Email:kunny-k@sb.starcat.ne.jp

うわ〜、この掲示板に書き込みするのは2年振りくらいじゃないかな。思えば新刊読み(その頃は読んでもいたんです、汗)だったウブな私が古本蒐集という世界に足を踏み入れるキッカケとなったのは小林文庫さんのこの掲示板に出会った事からなんですね。以前にも増して、今では全く話題についていけませんが毎日朝晩必ず覗かせて頂いておりますので、これからも末永く頑張って下さいませ。5周年本当におめでとうございます。

富山オフにてオーナーさまにお会いできるのを楽しみにしておりますね。


No.432 (2001/05/09 19:37) title:祝辞
Name:風々子 ()
Email:gouya@ht-net21.ne.jp

えーと、すっかり遅くなってしまいましたが、
5周年おめでとうございます。

私が初めておじゃましたときには、すでに膨大なデータベースができており、
掲示板も当時から活発でしたね。
今や掲示板は、ものすごい領域にまで発展進化してますが。
こんなときでもないと、この特濃版に書き込めるネタがないのヨ(泣笑)

このサイトのおかげで、
ミステリと古本の世界が一気に広がりました。
感謝しています。
私自身も、以前はただの本好きだったのが
今や古本にも興味のあるただの本好きになってしまいました(^^;


No.431 (2001/05/09 18:10) title:『地下室』の件
Name:末永昭二 ()
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

ありがとうございます。HP拝見しています。>森下様

実は、今日は朝一番で国会図書館に行き、さっき帰ってきたところです。本業をサボっているのがバレバレです(笑)。
たぶん今週中にまた行きますので、その折に拝見させていただこうかと思います(横井司さんにお願いして見せていただこうかしらん)。

奥木さんには、『新青年』研究会の『渡辺啓助100』を作る際に、大変お世話になりました。大変な労作ですね。


No.430 (2001/05/09 09:44) title:「地下室」のこと
Name:森下祐行 ()
Email:magic@moon.email.ne.jp
URL:http://www.ne.jp/asahi/mystery/data/index.htm

小林文庫オーナー様

はじめて書き込みさせていただきます。
五周年おめでとうございます。
この掲示板は中身が濃すぎて、発言することができませんが、よく拝見させていただいております。
これからもがんばってください。

>末永さま
当方、「地下室」を編集しているものです。
「地下室」は『ミステリ文学館』にはないと思いますよ。国会図書館にはあるはずですが。
奥木さんはHPももっておられますので、メールで確認すれば、教えてくれるとおもいます。URLは下記の通り。

http://www3.ocn.ne.jp/~okugim/

渡辺啓助書誌がすごいです。


No.429 (2001/05/09 07:07) title:かなりの作品数になりました
Name: ()

小林さんに先にかかれたのですが、15作品にもなるようです。

追加13 サムハンの太陽 玉井清文堂 昭和十七年
追加14 農山漁村商工青年しろうと芝居扱い方と台本集 東華書房 昭和十七年
追加15 随筆 漢詩を探る 桑文社  昭和十年

今のところ、十五作品になります。
 
 土田さんが書かれておられますように、

補足1 立風書房のアンソロジー

にも掲載されているようです(未確認)。どのような作者の経歴であるのか、書かれているのでしょうか。土田さん、お願いします。

 末永さん、小林さんがのべられていますが、

現代教養文庫版と朝日文芸文庫版の解説では、初出誌にかなり異同が有る

ことを、以前、会報「地下室」に、渡辺さんの書誌を書いた奥木さんが示していました。詳しくは忘れましたが、また、かなり、収録作の順序などに異同があるようでした。


No.428 (2001/05/09 05:50) title:おくればせながら
Name:kashiba ()
Email:kashiba@ann.hi-ho.ne.jp
URL:http://www.ann.hi-ho.ne.jp/kashiba

5周年おめでとうございます。
1年8ヶ月で息切れの拙サイトの3倍!と思うと、思わず目眩が…
やはり小林文庫ゲストブックは私の故郷です。
「鬼」や「密室」を相場も考えず買ってみたり
「新探偵小説」を中味も知らず一気買いするような人間に
なったのは、みんなみんな小林文庫さんのおかげです(^^;
一時は、サイトを畳んで、黒猫荘に別名で間借りして
隠遁生活を送るつもりでしたが、オーナーを見習って
もうちょっと本宅で、この世界と関わってみます。
これからも、トップを走りつづけてください。
ではでは


No.427 (2001/05/09 05:31) title:引き続き「顎十郎」の話です
Name:末永昭二 ()
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

>オーナー様。
いろいろご教示ありがとうございます。
奥木さんの件については知りませんでした。ミステリ系の同人組織とお付き合いしたことがないので、『地下室』はほとんど見たことがありませんので。「ミステリー文学館」に行けば見られるのでしょうか。
私の疑問は、「テキストがらみ」のことなので、初出誌を見れば一発で解決するのですが、どうも閲覧はムリっぽいので、あれこれ2次資料で想像を逞しくしているばかりです。
近代文学館のものは、ちょうど「私が必要としている号」ではないものばかりです。まあ、世の中こんなものかもしれません。

「顎十郎」の初出不明の3篇(?)の掲載誌ではないかと思われる雑誌(執筆者に十蘭の名がある戦前雑誌)を目録で見たことがあるのですが、見事にハズレました。それ以来、探しつづけています。


No.426 (2001/05/09 02:21) title:顎十郎と「新探偵小説」について語る(笑)
Name:小林文庫オーナー ()
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

末永さん、宮澤さん
 顎十郎捕物帳と「奇譚」について少し。
 
 朝日文芸文庫版の『顎十郎捕物帳』は書誌目当てで買っているのは間違い無いのに、出てきません。 (;^_^;)
 現代教養文庫版の島崎博の解説と、朝日文芸文庫版の解説では、初出誌にかなり異同が有る、と言うのは怪の会「地下室」の、奥木さんのエッセイに纏めて有りましたね。
 そこまで興味が無かったので、「そうなんだ」と思っただけでしたが…。
 
> 何だかよくわからなくなってしまいました。疑問が解決すればご報告申し上げます。
 と言う事は、まだ不明な点が多いと言う事でしょうか?
 「奇譚」は、大阪圭吉の作品を閲覧するため、探したことが有りましたが、「近代文学館」に5冊有りました。
  (末永さんは先刻ご承知でしょうが。 内1冊に圭吉の作品掲載)
 「奇譚」は当時の新聞に出版広告を掲載しているので、どの号にどの作品が、と言う事だけなら当たることができるのではないですか?
  (書誌の正確さ、と言う点では1次資料に当たらなければ意味はないですが)
 「奇譚」は20冊位しか発行されていない筈なので、その他の作品は何処に掲載されたのか?
 奥は深そうですね。

 もう1冊「奇譚」を所有していたので、念のため書誌情報を書いておきますね。

  「顎十郎捕物 第七話 三人目」六戸部 力 (捕物「帳」「帖」の帳は無し)
  「奇譚」第一巻第七号 昭和一四年七月一日発行 (奥付には第一巻第四号とあります)

  「顎十郎捕物 第十二話 秘香詮議」六戸部 力 (捕物「帳」「帖」の帳は無し)
  「奇譚」第一巻第十二号 昭和一四年十二月一日発行

ストラングル・成田 さん
 ありがとうございます。
 横綱相撲ですか? 難しそうですぅ…。
 若い力士に負けて、引退を迫られそうな予感が…… (^_^;;;)

 「新探偵小説」をご覧になりましたか?
 素晴らしい雑誌でしたでしょう。
 表紙だけをみても、当時のカストリ雑誌とは一線を画す、上品な装丁です。
 「探偵小説専門誌」「DETECTIVE STORY MAGAZIN」と言う角書きにも、ミステリーマニアの自負が覗われます。
 隅々探偵小説への愛情が感じられて、当時の雑誌の中では一番好なものです。
 
 発行者の服部元正他は、戦前版「ぷろふいる」の投稿者仲間で大阪圭吉とも親交が有りました。
 その縁で、未発表稿を掲載できたのだと思いますが、どこから手に入れたか解りません。
 圭吉の実家でも無さそうなのですが。
 「幽霊妻」はご存知の通り本格テイストに溢れた作品ですが、これが一体いつ頃書かれたのか、他にはどんな作品が有ったのか、興味は尽きません。
 どこからか発見されないかなぁ。 >霞さん(笑)

 「新探偵小説」でもう一つ忘れられないのは、創刊号で「井上良夫追悼特輯」を組んだ事です。
 その中で、服部元正は、「我々がこの雑誌を出した直接の動機はと言えば、井上良夫が死んだことである。…」と書いています。(全文引用したいくらい)
 刊行予告には、井上良夫著『探偵小説論』も挙がっていました。
 この雑誌も短期間で挫折してしまい、井上良夫の業績が1冊の本に纏まるのは、つい先年の国書刊行会『探偵小説のぷろふいる』まで待たなければいけなかったのです。
 感慨深いですね。

 「新探偵小説」は、思い入れが深いので、つい語ってしまいました。


No.425 (2001/05/09 02:19) title:続々お祝い、ありがとうございます
Name:小林文庫オーナー ()
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 小林文庫です。
 続々とのお祝いのお言葉、大変ありがとうございます。

桜 さん
 伊藤松雄さんの著作、15作くらいにはなりそうですね。
 どんな(経歴の)方だったのか知りたくなります。

 「推理小説研究」の「著者別著作目録」の続きは、まだ出ないのでしょうか?

宮澤@探偵小説頁 さん
 ありがとうございます。
 たまたま、新しい物好きのコンピュータ・マニアが、ミステリーも好きだった、と言うだけなのですけれどね。
 功績など無かったと思いますが、私自身HPで皆さんと交友させていただくのが楽しいので、HPは続けて行きます。
 今後とも宜しくお願いします。

 「週刊マニアタック」の乱歩邸訪問、Dupin さんのお陰で見る事ができそうです。
 楽しみにしています。

matsuo さん
 こちらにまで、ありがとうございます。
 就職されて、忙しくなられたようですから、富山オフでお会いできないのは仕方ないですね。
 急がしくなっても、ミステリーとミステリー・ファンとの交友は忘れないで下さい。
 年内には、「黒猫荘オフ」を行いたいと思っているので、その時には、必ず参加して下さいね。

土田裕之 さん
 ありがとうございます。

> それはまだ先と思いますので、…
 今のペースでは、年間3000冊がやっとですよ!
 ……、あぁー、白梅軒さんが移ってしまった…(笑)

 皆さんへのRESを書いていたら、投稿を拝見するのが遅くなってしまいました。
 土田さんへのご返事の続きは、明日にさせてください。
 (とはいえ、知らない名前の作家が多いので、返事も難しそう…(-_ー;) )


No.424 (2001/05/09 01:31) title:おめでとうございます。
Name:土田裕之 ()
Email:pooh@02.246.ne.jp
URL:http://www.02.246.ne.jp/~pooh

オーナー様
五周年おめでとうございます。
何か書かなきゃと思っていたらオーナーご自身に

>土田さん1万冊オフでお逢いしましょうね(早く一万冊に届かないかな!)
とふられてしまいましたので、
勇気を奮っておそるおそる出てまいりました。
努力はいたしますが????!
それはまだ先と思いますので、別口でもお会いできればうれしいです。

これで終わりではつまらないので、最近思ったことなど。
伊藤松雄の話題が出てますが、
「血液交換業」さすがに皆様お持ちなんですね。
立風書房のアンソロジーに収録された作品を読んだ限りでは
怪奇味はあまりないので(どちらかというと残酷味でしょうか)
これはいわゆる怪談集ではないのかもしれないけど、
とりあえず今思いつく、欲しい戦後の3冊の怪談集の1冊です。

あと2冊は
杉村顕道の「箱根から来た男」椿書房(抽選はずれたことあり)
伊波南哲の「逆立ち幽霊」普通社

伊藤松雄が長野の出版社で
杉村顕道の本は聞いたところによると解説で仙台の出版社と読んだような覚えがあります。
(違っていたらごめんなさい)
伊波南哲が沖縄だったら地方出版社つながりで面白いのだけど、違うかな?(笑)

ちなみに杉村顕道さんの本では「怪談十五夜」という怪談集が
手元にありますが、版元は仙臺の本屋さんのようです。
(ただし配給元として日本出版配給統制株式会社(神田)とありますが)
手持ちが昭和22年1月10日発行の再販で初版の記載はなし。
定価は拾貳圓とありますが、それははってあるシールの上なので、
発行時期から考えて急遽定価改定になったのでしょうか。

久しぶりの割には長い書き込みでした。
失礼いたしました。


No.423 (2001/05/08 23:43) title:祝5周年
Name:ストラングル・成田 ()
Email:s-narita@mxh.mesh.ne.jp
URL:http://www2s.biglobe.ne.jp/~s-narita/new/index.htm

小林文庫5周年おめでとうございます。しかし、5周年ですか。
初遭遇したときに、こんなに凄いHPがあるのかと思ったのを
よく覚えています。以来、お世話になりぱなっし。ミステリ系
サイトの老舗・大御所として、今後とも横綱相撲をお願いしま
す。

圭吉掲示板の方に書けばよいのですが、手ぶらもなんなのでと
いうことで。

先日、池袋のミステリー文学資料館に行ってきました。古い
雑誌がたくさんならんでおり、大阪圭吉の「幽霊妻」が載っ
ている「新探偵小説2号」(昭和22年6月刊)も眺めてき
ました。
編集人(服部元正)の後書きには、執筆の予定だった蒼井雄が
穴を開けたことに続いて、「それで蒼井氏の穴には比島で戦病
死を伝えられて久しい大阪圭吉の未発表稿のうちから一篇を選
んでみた。/なつかしい圭吉調を偲んで頂くに充分だと思う」と
記されておりました。
 「未発表原稿のうちから」というのには、そそられました。


No.422 (2001/05/08 23:25) title:五周年おめでとうございます。
Name:matsuo ()
URL:http://www5b.biglobe.ne.jp/~mystery/

15号室のmatsuoです。
五周年おめでとうございます……って、すっかり出遅れちゃいました。

黒猫荘のおかげで、多くのミステリ繋がりを持つことができました。
大変、感謝しております。

プレミスでお会いした時は、緊張してほとんど喋れませんでした。
富山オフには不参加ですが、またお会いしたいですね。
その時はもう少しゆっくりとお話しを。

それでは、これからもよろしくお願いします。


No.421 (2001/05/08 21:11) title:「顎十郎」初出については
Name:末永昭二 ()
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

文献では判明しています。>宮澤様。お久しぶりです。
江口雄輔先生の『久生十蘭』と朝日文庫版の『顎十郎捕物帳』に出ているのですが、(初出誌の月号が間違っているというレベルではなしに)多少疑問が残っています。江口先生にご意見をお伺いしようと考えているのですが、最近お目にかかることがなく、なんとなく先送りになっています。
島崎リストに例の2篇がないのは、島崎氏も完全には初出が確認できなかったことを示しているのだと思います。

実は、この件については秋ごろ発表の予定があり、現在調査中です。とりあえず、ある方のご好意で戦前版単行本のテキストを確認することはできましたが、何だかよくわからなくなってしまいました。疑問が解決すればご報告申し上げます。

で、(文献によると)「日高川(=新説娘道成寺)」は『奇譚』昭和14年9月号
「初春狸合戦」は同誌昭和15年1月号です。「狸」がお正月号なのは当然ですよね。

中途半端なお答えで恐縮ですが、詳しい内容についてはしばらくお預かりにしていただきたく。別に気を持たせているわけではないのですが、憶測で発言するわけにもいきませんのでお許しください。


No.420 (2001/05/08 17:43) title:宮澤@探偵小説頁
Name:宮澤@探偵小説頁 ()
Email:GCH02173@nifty.ne.jp
URL:http://www.inv.co.jp/~naga/

 5周年おめでとうございます。
 今の推理電網の繁栄には「小林文庫」の功績が大だったと思います。オーナーとしてはいろいろな思いもあるでしょうが、無理しない程度にこれからも頑張ってください。

 ところで『顎十郎捕物帳』の初出の話が出ていましたが、教養文庫『無月物語』巻末の島崎リストに「日高川」「初春狸合戦」の二編が載っていないのが気になっていました。この辺はまだはっきりしていないのでしょうか。


No.419 (2001/05/08 07:21) title:さらにあります
Name: ()

国立図書館には、伊藤松雄さんの著作が五点ありました。ここに上げた以外には、3点あります。

追加10 重慶最後の日 日本出版社 1942(昭和十七)
追加11 はだかの女賊 一陽社(東京)1947(昭和二二)
追加12 忘れな草 映画名作叢書(シナリオ)黒潮社 1923

 追加12が出てきて、かなり前から書かれていることがわかりました。
末永さんが上げられた、「探偵」への執筆よりもふるいですね。「探偵趣味」では、1926年8月の「怪奇劇・探偵劇」が最初でした。
 『忘れな草』を書かれているので、話がつながってきます。石井さんの言われたように、映画関係者だったのでしょうか。
 それにしても、多くの著作があります。

 「推理小説研究21」平成四年、をみていましたら、その「凡例」には、「昭和20年8月からの推理小説」とかかれていました。
 「著者別著作目録」(第1集 あーこ)までをあげたものですが、残念ながら、昭和20年8月刊行の推理小説は見当たりません。
 この著作リストでは、

・蒼山尚樹『地下の鬼』昭和22.2.25納本

が「戦後最初の推理小説」に一番近いものでした。

 小林さん、昨日、午前中に送りました。


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