[戻る]

小林文庫の新ゲストブック

過去ログ 2001年01月01日〜2001年06月30日



総発言数:718件 
[全発言] [最新25発言] No.〜No.

[←No.294〜318] [No.319〜343] [No.344〜368→]

No.343 (2001/04/14 11:49) title:赤の帯の巻のなかに緑の帯の巻があります
Name: ()

3、4日前に、最新号「別冊シャレード 43号 山田正紀特集」が送られてきました。丁寧で全体像がわかります、日下さんのインタビュー、23ページにわたり、掲載されています。

 末永さん、「うつし世は夢」の初版はページをめくりにくいですね、きちんと索引のある、再販が読むのに便利でした。
 また、その乱歩推理文庫を並べますと、赤の帯の巻のなかに、緑の帯がある巻もあるので、その一冊はめだっています。


No.342 (2001/04/13 16:00) title:出版史を入手しました
Name: ()

岩堀さんが言われていました雑誌「アミューズ」1999年5月。ここに掲載された地図を片手に散歩がてら歩きますと、容易に「乱歩」に行き当たります。ここに紹介されていたのですね。
 私はこれより前に訪れていました。
 もちろん、乱歩の蔵の中の、見取り図もありました。

 末永さん、長野での出版は意外と少ないのでしょうか、また名古屋でのものも入手困難なものが多いですね。
 ところで、「京都出版史 明治元年ー昭和20年」1991年刊。今でも、京都の古書店で入手可能でしたので、先ごろの古書店めぐりで入手しました。
 最近でたのが、その続編、「京都出版史 戦後編 昭和20−32年」です。何と、CD=ROM版で出ています。
 しかも、無料です。入手していますが、とても有用です。


No.341 (2001/04/13 09:54) title:地方で出版されたもの
Name:末永昭二 ()
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

をさがしてみたのですが、あまりありませんでした。
宮本幹也の『若山牧水の歩み 人間牧水の全貌』(長野)だとか、耶止説夫の本(名古屋)だとか。先日九州遠征したときに、珍しそうなので和歌山市で発行された終戦直後のマンガ本がありましたが、そんなところです。
やはり、用紙事情、印刷事情の絡みで、地方での印刷が多くなっていたのでしょうか。宮本幹也だけは「ご当地もの」なので例外でしょうが。

桜様。
「うつし世は夢」は、初版があまりにも不便だったために出し直したっていうことではなかったでしょうか。元版のは役立たずとしか言いようがないものでしたから、すぐにやり直したのでしょう。どこかの掲示板で大昔に話題になっていたような気がします。
私は予約購入していたので元版しか持っていないのですが、まったく役立たずです。ホントは索引をつけてしかるべき本なのに、あんまりです。

岩堀様。
私は、小栗のトリックを理解するのは、とうにあきらめておりまして、ただ、あのわけのわからないテンションの高さに身をゆだねているという次第です。「お岩殺し」なんか、理解不能ですから(海野によると一晩で書いたものらしいので、推敲が不充分だったか)。
ただし、どこがギャグだかわからなかった「合俥夢権妻殺し」のギャグが、歌舞伎を見るようになって氷解したということもありますので、こちらがちょっとでも小栗に近づくと、何かが見えてくるのではないかと思い、ときどき再読しているのですが、なかなか。

「権妻殺し」(「ゴンザーゴ殺し」の地口ですよね)と言えば、最後に小栗さんのことを「こっくりはん」と呼びますが、これって《「小栗」を「「こくり」と読む説》の根拠になっているのでしょうか。単なるギャグのような気もするのですが、小栗さんのギャグはギャグかどうかがよくわからない書き方なのが特徴なので即断できません。

東様。
今は、復刊本が多くて、戦前の作品のテキスト集めが楽です。「青空文庫」だったらタダだし。
オリジナル本や戦前の雑誌を買って、いきなりマイナーな作品を読むと面食らってしまうでしょうが、現在復刊されているのは少なくとも誰かが復刊の意義を認めているものなので、どれを読んでもそんなにハズレはないはず。読み放題ですよ。


No.340 (2001/04/12 06:53) title:よく似ています
Name: ()

宮澤さん、乱歩の蔵、雑誌の特集はかなりありますね。
・「サライ」1992.7月 江戸川乱歩と少年探偵団
・「鳩よ!」1993.3月 江戸川乱歩
・「太陽」1994.6月 江戸川乱歩
・上のがコロナ・ブックス「江戸川乱歩」になる、1998.6月
 見て楽しめますが、訪問された人にはかないません。

 先ごろ入手の『怪奇冒険探偵 鉄仮面』、著者は、青木喬介(あおき きょうすけ)、昭和22年6月30日発行。

・長野市にある、一陽社から発行されている
  ありますね、戦後、長野で印刷・発行された本
・著者名は、あの名探偵、青山喬介(あおやま きょうすけ)によくにています
 大阪圭吉さんの小説でおなじみの名探偵です。
 ここから、来たのでしょうか。


No.339 (2001/04/11 12:12) title:ダ・ヴィンチ他
Name:宮澤@探偵小説頁 ()
Email:GCH02173@nifty.ne.jp
URL:http://www.inv.co.jp/~naga/

 「ダ・ヴィンチ」初めて買いました。
 乱歩邸の取材は、佐野史郎さんの他に喜国さんと創元社の戸川社長も行かれたんですね。
 黄金仮面の写真もあるけど、あれは誰のサインなのかなあ。宝塚で使われたものだそうですが。

>喜国さん
> なのでその分も込めて、宮澤さんの放送に期待大です。
 私も頭に血が上ってしまったのでカメラがどこを取っていたのか把握していません。私が手に取った『ドグラ・マグラ』と『怪獣ゴジラ』くらいは写してくれていると思いますが。

>藤原さん
 国書のシリーズは愛読させてもらっています。HP開設おめでとうございます。

 オーナーはまだお忙しいのでしょうか。


No.338 (2001/04/11 06:51) title:地方で印刷されていました
Name: ()

迷いながら購入しました、昭和22年版の『世界探偵秘史』坂部護郎。昭和21年版はすでに所有していますが、表紙が異なり、奥付けもことなります。短期間に定価十五円から二十五円に値上がりしていました。
 何度も,目録にでていますので、見かけるものですが、安いので購入。仙花紙本で、昭和22年のほうが、すでに,黒く変質しています。後,10年で,見えなくなり、読めなくなるかもしれません。
  東さん、このところ、このように、再版本を手にしています。

 この著者は戦前、山岳関係の本をたくさん出されていました。
 これは長野の印刷所で刊行されたものです。星書房長野支社、とあります。他に、長野での戦後印刷された本はあるように思われます。
 ここでも話題になりました、札幌での印刷本も、地方で印刷されたもののひとつでした。


No.337 (2001/04/10 23:59) title:亀レス(汗)
Name:東 加古 ()

末永様>本の紹介有り難う御座います(笑)。
早速、探してみますね。
江戸川乱歩や、横溝正史ぐらいしか、その頃のミステリーを読んだことが無いので、いろいろ教えていただけると、嬉しいです。

桜様>きっと、桜様の書棚は楽しいのでしょうね。他にどんな本があるのか、わくわくします(笑)。

岩堀様>本の紹介有り難う御座います。他の人が、話題にしている本に即座に反応できるのって、楽しいでしょうね(笑)。
自分は、此処に書かれている本の殆どが分からないので、これから、吸収!です。早く、皆さんの話題が解るぐらいになりたいです(爆)。

藤原編集室様>HP開設おめでとう御座います。
これから、伺いますね(笑)。


No.336 (2001/04/09 08:01) title:閲覧可能ですね
Name: ()

 乱歩の蔵、最新号に掲載されています。「ダ・ヴインチ」五月号。「江戸川乱歩
『貼雑年譜』をとことん味わう」。四ページに亘り,特集。喜国さんも登場されています。全国の図書館、10ヶ所でも,閲覧可能のようです。

 岩堀さん、「乱歩」、三崎坂ですね、刷り込まれていました、ありがとうございます。
 藤原さん,以前、雑誌に書斎が掲載されていましたことを思い出しました。HP、訪問します。


No.335 (2001/04/08 23:51) title:〈藤原編集室通信〉HP開設
Name:藤原編集室 ()
URL:http://www.bea.hi-ho.ne.jp/ed-fuji/

ミステリ・怪奇幻想文学の編集を主に手がけている藤原編集室では
このたびHPを開設いたしました。
これまでに企画・編集した本の内容を紹介しています。
〈探偵クラブ〉や〈世界探偵小説全集〉〈クライム・ブックス〉
などの収録作品(短篇集は収録短篇まで)も公開していますので
ご利用いただければ幸いです。

以上、宣伝でした。


No.334 (2001/04/08 19:26) title:乱歩の奇っ怪建築?
Name:岩堀 ()
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


  今日の朝日新聞の読書欄に、「奇っ怪建築異聞」(水木しげるほか 同朋舎
 発行、角川書店発売)という本の書評載っています。そのなかで、「ニ笑亭」
 という建物の話がでてきますが、この建物については「ニ笑亭綺譚」(式場
 隆三郎 ちくま文庫)という書物があります。
 私は、この「ニ笑亭」が、乱歩が「探偵小説四十年」の中で述べている奇怪な
 建物と事と早とちりして「ニ笑亭綺譚」を買ったのですが、違ってました。
 乱歩が見た奇怪な建物(藤沢市にあった「五苔苑」という建物)について詳し
 い文献などあるのでしょうか?どなたかご存知ありませんか?昔から気になって
 いるんですが。

 末永様

 >東様。
 >「アレキセイ」あたりは、虫太郎にしては読みやすいので、一度お読みになっ
 >てはいかが? 扶桑社文庫の2巻本(「失楽園殺人事件」と「二十世紀鉄仮
 >面」)、この機会に>どうぞ。宣伝しとこう(笑)。

 たしかに「聖アレキセイ」は読みやすいとは思いますが、あのトリックは何度
 読んでも、わかったようでわからないですね。「後光」「夢殿」のような超常
 現象的トリックでないことはわかるのですが。
 私にとって、虫太郎の本格物で完全に理解出来た(と自分では思っている)
 トリックは「完全犯罪」だけです。読みが浅いのかなあ…。

 桜様

 >D坂には、「乱歩」という茶店もありますから、訪れたことも思い出し
 >ました。

 あそこは、正確に言うとD坂ではなく三崎(さんさき)坂ですね。ただ、
 あの店は休みが多いのでは…と思います。私はあの周辺に3回行ったので
 すが、初回は入れて、あとは閉店でした。お盆連休中だったせいもあるかも
 しれませんが。でも、いい雰囲気の店ですね。


No.333 (2001/04/08 17:28) title:第2刷はちがいました
Name: ()

ネオ書房以前のものなのですね、小さな紙がはられていたので、これは共立堂が独自に作成したものであると考えました。
 熊谷書房が貸し本向けに作ったのではないと思います。末永さんの言われるように、昭和二十年代の貸し本のスタイルだったのでしょうか。
 それにしても、貴重な珍本のように思います。

 ところで、昨日も、こんな文庫を得ました。すでに、誰かが指摘されておられるでしょうが、私は、正直、驚きました。
 第一回配本『江戸川乱歩推理文庫』60巻、「うつし世は夢」、の奥付けには、
昭和62年 9月25日 第1刷
昭和62年10月15日 第2刷
とあり、手元の第1刷を見ました。
 これには、目次には、うつし世は夢 7
と書かれているだけです。
 そして、第2刷には
 6ページにわたり、その項目が書かれていました。
つまり、この第2刷で、うつし世の夢、の項目が書き加えられたのでした。

 この文庫で、その違いを確認しました。これを入手するまで、知りませんでした。


No.332 (2001/04/07 13:54) title:ラベル式になっている
Name:末永昭二 ()
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

貸本もいくらかあるようですね。
拙宅にもいくらかありますが、実に巧妙に差し込んであって感心します。

この共立堂っていう貸本屋さん、明らかにネオ書房以前の旧タイプのお店ですね。昭和20年代(この本が発行された昭和20年代初頭と乱暴に仮定すると)の読代は結構高かったことがわかります。逆に言うと、ネオ書房方式がいかに安かったかということですね。
正確な統計資料は残っていないのですが、最盛期の貸本屋さんは全国で2万〜3万軒あったと言われています。一方、最近の調査によると全国のコンビニは約3万6000軒です。この数字から考えると、どれだけ当時貸本屋さんがあったかがわかり、貸本屋さんが当時出版界に大きな影響力を持っていたことが想像されます。
というようなことばかり考えております。


No.331 (2001/04/07 11:35) title:思い出しました
Name: ()

トビラノ様、『知ってるつもり』という番組でした、その内容も、本にされていたことも思い出しました。
 乱歩の蔵については、あらたな展開があればいいですね。

 D坂には、「乱歩」という茶店もありますから、訪れたことも思い出しました。これも、HPに掲載されていましたので、訪れる人も多いのでしょうか。
 


No.330 (2001/04/06 08:34) title:初版はあるのでしょうか
Name: ()

末永さん、正しく、情報はあたえられていましたから、入手できたということだ、と思います。ここで,知ることがなければ、このような本に出会うことがなかった、と思います。 ありがとうございます。
 B本は昭和二十一年の再版と印刷されていますが、値段からみて、それよりもあとで、「聖アレキセイ寺院の惨劇」すべてを削除して、印刷・発行されたものと思います。
 このB本には、いくつかおもしろいところがありますが、そのひとつだけ、ここにかきます。
 
 私としては、貸し本といえば、ハンコがおされていて、改装され、糸紐で補強というイメージが強いのですが、じつは、このB本には、奥付けの次のページに小さな紙がはられ、ガリ刷で、
 
 貸本 共立堂
 保証金 40円
 読代  10円

と書かれていました。貸本とされながら、美本で、しかも、A本と同じ表紙です。もちろん、後で改装したような痕跡はありませんでした。

 あとは、この熊谷書房の『夢殿殺人事件』の、初版です。見たことがない、といわれていますので、あるかもしれない、という思いでいます。
 果たして,この初版は存在するのでしょうか。

 喜国さん、乱歩の蔵の映像を見て、いつも不思議だったのは、あるだろうものがうつされていないので、ないのでは、と思っていましたが、ただ単にうつされていないだけなのですね。報告は今月号にでるのでしょうか、楽しみにしています。

 東さん、熊谷書房版『夢殿殺人事件』の、ことなる2冊を入手できました。A本はすでに入手していたのですが、B本の存在は末永さんの情報で知り、入手にいたることになりました。


No.329 (2001/04/06 07:33) title:ああ、何故!?
Name:喜国雅彦 ()
URL:http://plaza22.mbn.or.jp/~kunikikuni/kikuni.html

宮澤さん 
 NO1193発言の乱歩土蔵の画像ページ見てきました。
 膨大な数の写真に圧倒されましたが、ああっ、あれだけ画像があるのに、肝心の日本の探偵小説が1冊も写ってないっ!!
 正確に言えば、それらが置かれている棚は土蔵の中ではなく、外に建て増しされたところだからかもしれないけれど、それにしても、勿体ないぞ。
 土蔵の中にしたって、少年物のところの貸本マンガなんかが写ってないし。
 僕らを悔しがらせるためにワザと写さなかったとしか思えないー。
 なのでその分も込めて、宮澤さんの放送に期待大です。とか言いながら、それだけのためにチャンネル契約を増やすのもどうかなと、思案中です。


No.328 (2001/04/06 04:35) title:記憶というものはあいまいなもので、
Name:末永昭二 ()
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

ずいぶん細かいところが違っていて申し訳ありません。お騒がせしました。>桜様&ALL
実際に発見できたということでどうぞごカンベンを。
記憶力(本に関してだけですが)くらいは人並みかと思っていたのですが、40歳が近くなるとずいぶんあやしくなってきました。
でも、なにはともあれ見つかってよかったです。
私が虫太郎作品を読んだ最初の本だったので、記念にとっておけばよかったのですが。
それにしても600円は安いですね。軒並み値上がりしているご時世なのに。

桜様。
私も小林さんが訪問した高志書房は後者だったと思います。しもた屋ですから。

東様。
「アレキセイ」あたりは、虫太郎にしては読みやすいので、一度お読みになってはいかが? 扶桑社文庫の2巻本(「失楽園殺人事件」と「二十世紀鉄仮面」)、この機会にどうぞ。宣伝しとこう(笑)。
読んだらハマるかもしれませんよ。私は昔読んでハマって以来、このありさまです。もしかしたら一番熱心に読んだ探偵作家かもしれません。どちらかというと法水もののミステリより「海螺斎沿海州先占記」などの後期作品のほうが好みなのですが。


No.327 (2001/04/06 03:22) title:なるほど。録画。
Name:東 加古 ()

宮澤様>そうですね。録画を頼めば・・・・。何とかなりそうで、嬉しいです。
それと、嬉しいサイトをありがとうございます。
乱歩邸の書庫の中が、ネットで、一部と云えど見られるなんてッ。
あの、狭い階段がウキウキしますね(笑)。
(↑すみません。蔵書よりも、雰囲気が、気になる奴なのです(爆)物の価値が分からなくて(汗))

喜国様>そうしたら、貴方も入られたわけですか。土蔵に。うーむ。羨ましい(笑)。
帽子を被られたとか。・・・・もしかしたら、長持の蓋をあけると爪で引っ掻いた・・・も、見られたのでは?(にやり)
しかし、乱歩邸。流石です。楽しいですなぁ。お話聞くだけで、わくわくします(笑)。

岩堀様>「AMUSE」気になります(笑)。
今度、神保町にでも、行った時に探してみますね。<バックナンバーも含めて。
GMについて:すみません。PC及びネットについて、初心者なので、どうやる物なのかが分かりません。お心使いありがとうございました。まぁ、何とかなるでしょう(笑)。

桜様>初めまして。不思議な本を入手されたのですね。
そんな貴重本を。楽しいですね(笑)。
ところで、その次元の狭間に入ってしまったページの「聖アレキセイ寺院の惨劇」とは、如何いったお話なのですか?(←いや、単に落丁しているだけなのでしょうが(苦笑))何か、因縁でもあると面白いですねぇ。出版時期も、ちょうど、終戦直後ですし。(←少し、ドリーム入ってます(苦笑))

ではでは。長々と、失礼しました。


No.326 (2001/04/05 06:43) title:熊谷書房版がありました
Name: ()

  昨日、古書店で,手にした時、あれっ,少し薄いな、と思うぐらいでした。見るとその表紙はまぎれなく、熊谷書房『夢殿殺人事件』、600円。中味を見ることなく、購入。
 以下、A本、B本、として紹介します。

(1)A本 熊谷書房『夢殿殺人事件』
 ・熊谷書房、この掲示版で報告されているものです
 ・収録作、「白蟻」「完全犯罪」「夢殿殺人事件」「聖アレキセイ寺院の惨劇」
  の四作品(全ページ272ページ)
 ・定価金拾五円也(税込)
 ・昭和二十一年四月十日再版

(2)B本 熊谷書房『夢殿殺人事件』
 ・熊谷書房(すべて,所在地などの情報は A本と同一)
 ・収録作、「白蟻」「完全犯罪」「夢殿殺人事件」
  の三作品(全ページ213ページ)
 ・定価金三十八円也
 ・昭和二十一年四月十日再版

 その他に、A本とB本の同じところは
 ・目次が同じく,四作品がかかれている

 その他に異なるところは
 ・B本の奥付けには、「熊谷書房の印紙と小栗の印」がありますが、A本にはこれらはありません
 ということです。

 つまり、これは、末永さんがここで報告されていた,幻の、と言っていい、目次に「聖アレキセイ寺院の惨劇」がありながら、本文に掲載されていない本であり、しかも、これがB本にあたることです。

 本当に、驚きました。あるのですね。


No.325 (2001/04/04 21:02) title:AMUSEなど
Name:岩堀 ()
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 東 加古様
 
  こちらこそ初めまして。

  ><AMUSE>に、乱歩邸の見摂り図が、あるとの事。
  >そのうえ、見直し出来るほど、手近にあるのが羨ましいです。
  >乱歩「帝都の残照」ですか。題名も好いですねぇ(うっとり)。

  いえいえ、蔵書数が少ないから簡単に出せるというだけでして…。
 「AMUSE」は古本屋街の特集など時折り出るのでポツリポツリと買って
  います。上記の特集には、乱歩の土蔵と応接間の鳥瞰図、各部分から
  撮った写真など多数載っていて、現場に行かなくてもよ〜くわかります。
            ↑↑
        宮澤さんへの負け惜しみ…(^o^)。

 DM頂ければなにかお役にたてるかなとも思います。

 宮澤様
   
  >それで肝心の放送ですが、TBS系のデジタル放送BS-iの「週刊マニア
  >タック」という木曜深夜の番組で、5/24放映になるそうです。うちは衛星
  >放送見れないのでどなたかに録画をお願いしないと……。
 
  我が家も、BSアンテナは付いているのですが、デジタル受像がまだなんで
  す。是非、どなたかに録画して頂いて、模擬「乱歩邸を見る会」など企画して
  頂きたいですね。


No.324 (2001/04/04 20:55) title:貼雑年譜
Name:トビラノラビット ()

 桜さんが乱歩の部屋をはじめてテレビで目にされた『知ってるつもり』、
私も見ていました。そう関口宏が『貼雑年譜』を頁が破れそうな扱いでめくって
いて、以来、関口宏を見ると「ウ〜っ」と牙をむいていた一人です(いまはその
ような威嚇はしていませんが)。テレビを見てこんな動揺したことはなく、
桜さんがそのことを記してられたので、思わず書き込みしました。
 他にテレビでは、大槻ケンジが乱歩の蔵にはいっていたのを何かで見ました。
 

 『貼雑年譜』もう売り切れたのですか(内容見本すらまだ見ていないうちに)。今日も、ある古本屋さんと話していたら、その方は僕もほしいけれどあきらめたと
おっしゃっていました。私もそうです。

 
 
 


No.323 (2001/04/04 14:58) title:目録は厚くなりました
Name: ()

 昨日、名古屋の目録から、出していたものが届きました。はやいです、ほとんど、総崩れ。そのなかの、2冊が手元にきました。
 あたらないのは常です。

 落穂舎の目録、意外にはやく次号が刊行されましたが、4点だしました。この目録の厚さには感動します。

「東京人」5月号には、特集古本道、が掲載されています。
間羊太郎「へんな学校」の書影におもわず目がうつりました。


No.322 (2001/04/03 13:04) title:何度か見ても、入り込みたいです
Name: ()

乱歩の「蔵」について、テレビで目撃した最初は、すでになくなりました関口さんの番組。関口さんは、乱雑に、「貼雑年譜」をあつかっていました。小山正さんが企画に参加されていたのではないでしょうか。

 先ごろの、「関口堂書店」での公開。柴田さんは購入されたのでしょうか、気になります。
 そして、2月24日(土)の、ズームイン・サタデー、で、お孫さんがでられて、やはり、「貼雑年譜」が公開されていました。
 宮澤さん、BSでの放映、楽しみにしています。

 小林さん、「小林文庫」では、266000のアクセス数をすぎて、一時間半前ぐらいからリセットされています。


No.321 (2001/04/03 12:14) title:土蔵と貼雑年譜
Name:宮澤@探偵小説頁 ()
Email:GCH02173@nifty.ne.jp
URL:http://www.inv.co.jp/~naga/

>喜国さん
>長持は蔵の2階にいくつかありますね。

 そうでしたか、失礼しました。二階は国書が多くてあまり見ていなかったので。
 土蔵については、知っていらしゃる方もいるかもしれませんが、「神保町.com」にこんなページがあります。画像が多いので雰囲気はわかるけど、これだけではどこに何があるのかいま一つはっきりしません。
  http://www.jimboucho.com/study/00000003/index.htm

 貼雑年譜の創元社版は事前にSRのS氏のところでじっくり見せてもらっておきました。本物は要はスクラップブックで、創元版よりずっと分厚くなっています。創元版の背の丸付き数字@Aが縦長になっているのはそのためです。
 あれがこんなに早く200部売り切れてしまったのを平井憲太郎さんも驚かれていました。私もあと十年くらいは在庫で残っていると踏んでいたのですが……。


No.320 (2001/04/03 07:31) title:目撃されたのはどちらでしょうか
Name: ()

末永さん、焼け跡にある高志書房を作家の小林さんが目撃されていたのですね、その書房,昭和21年と昭和22年では住所がことなるようです。

・昭和21年、日本橋区茅場町一丁目一二番地 織田ビル五六号
・昭和22年、千代田区神田一つ橋二丁目九番地

 どちらのでしょうか、昭和22年の、高志書房を目撃されたように思うのです。さて、どうでしょうか。

 RBワンダー、旧店舗(今あるところ)はそのままCD.おもしろ本をあつかい、
表通りに移動したところが、@ワンダーになります。SF,ミステリ関係はこちらです。
 目録は見開きのものが発行されました。公開抽選のかたちをとるようです。


No.319 (2001/04/03 07:15) title:長持
Name:喜国雅彦 ()
URL:http://plaza22.mbn.or.jp/~kunikikuni/kikuni.html

東さん 宮澤さん
>長持はなかったでしょうが
長持は蔵の2階にいくつかありますね。中身は『爪で引っ掻いた「ユルス」の三文字』………ではなくて、文士劇で使った衣装などです。外に出ていた帽子なんかをちょこっと被ってみたりしちゃいました。


[←No.294〜318] [No.319〜343] [No.344〜368→]

Powered by T-Note Ver.3.20