宮澤さんの乱歩邸は羨ましいですね。(@_@)
ところで、先週僕の所に、
「科學幻想綺譚」蘭郁二郎集CD-ROM版
が届きました。なかなか充実した内容で
満足です。書物と違って触れないのが
難ですが、これだけの内容がこの値段
というのはメディアの進歩を感じさせ
ます。次は大阪圭吉全集をぜひお願い
したいものです。
>末永さん
大沢書房の件、お役に立てずごめんなさい。井上孝はネットで『夜を裏切
る』(光書房)というのが出ていたので求めましたが、ひょっとしたらメロ
ドラマではないかといういやな予感もしています。
宮澤さま
僕は、創元版の「貼雑年譜」が思っていたよりニセモノっぽかったのに少々失望
している口ですので、ホンモノと乱歩の蔵書の数々を見られたという話、とても羨
ましいです。
乱歩の藏は、以前荒俣宏か誰かの本で写真を見たことがあるのですが、戦前前後
の贈呈本だけでも大変に資料性の高いものでしょうね。現物の貸出という訳にはい
かないでしょうが、目録だけでも早く公開して欲しいものです。
閑話休題
それと、創元版の「貼雑」でしたら、うちの店頭でその旨言っていただければ、
お見せできますよ(売り物ではありませんが)。
三省堂書店(神田)には、先ごろまで、レジの左に、「貼雑年譜」が陳列されていました。
想像していたよりも大きいので、感動しました。東京創元社所有のものです。
いくつか資料もありましたが、やはり、この実物を見られた、宮澤さんにはかないません。
ところで、RBワンダーが四月に移転するので、そのときに記念目録がでるようです、すでに店頭にはその紙がはりだされており、記念に、お宝が目録に登場するようです。何点か、書影がでています。
桜さん、東さん、末永さん、岩堀さん、レスありがとうございます。
>東 加古さん
>イメージとしては、薄暗い土蔵(!)の中には、夥しい数の埃を被った
>本と、その影に隠されるように、ひっそりと置かれた長持がある。
いや、でも本当にそんな感じでした。長持はなかったでしょうが。
電気はつくようになっているのですが、一部明かりが切れているところがあってそこの本はなんだかわかりませんでした。
>岩堀さん
>家族以外は誰もみれないなら諦めもつきますが、案外身近な人が見たと
>なるとなんと申しましょうか、オーナーのお気持ちもわかろうというも
>のです。
オーナーや岩堀さんのような方にそこまでうらやましがってもらえると、取材にのった甲斐がありました。
それで肝心の放送ですが、TBS系のデジタル放送BS-iの「週刊マニアタック」という木曜深夜の番組で、5/24放映になるそうです。うちは衛星放送見れないのでどなたかに録画をお願いしないと……。
なお、今月の「ダ・ヴィンチ」に「江戸川乱歩、貼雑年譜の魅力に迫る」という記事が載るそうで、佐野史郎氏のHPにその取材のときの様子がレポートされています。下記の3/13の日記です。
http://www.kisseido.co.jp/zakki/zakki0103.html
末永様
お返事、有り難う御座います(笑)。
BSなんですか、BSなんですね。
(↑まだ、持っていないんですよ(爆)。<BS)
さて、5月との事。あと、一月ですねッ!!(←ちょっと、気合を入れている)
頑張りますッ。(←何を?!)
岩堀様
初めまして(笑)。
<AMUSE>に、乱歩邸の見摂り図が、あるとの事。
そのうえ、見直し出来るほど、手近にあるのが羨ましいです。
乱歩「帝都の残照」ですか。題名も好いですねぇ(うっとり)。
宮澤様
初めまして。
放映の詳細なご報告、お待ちいたしておりますね(笑)。
(↑いきなりやって来て、おねだり等いたしまして。不躾ですみません(汗))
宮澤さま
乱歩邸、ただ絶句するのみです。昨日の厳寒(満開の桜に雪というのはン十年
ぶりとか)は、宮澤さんの破天荒?なワザのせいかなあと思ったりして…。
家族以外は誰もみれないなら諦めもつきますが、案外身近な人が見たとなると
なんと申しましょうか、オーナーのお気持ちもわかろうというものです。
>乱歩邸で入れてもらったのは応接間と土蔵です。両者については<AMUSE>の
>特集に詳細に図解が載っていて、それを見ながら思い出しています。
‘99年 5月12日号 乱歩「帝都の残照」という特集ですね。宮澤さんの
レポートと照らし合わせて、今日改めて読み直し(見直し)ました。
ここに載っているのを現場で見られたとは…、ひたすらニクイ、ニクイ…(^o^)。
読書欄に小林信彦さんが出ていて,高志書房が「焼け残ったふつうの家」だったとのこと.
やっぱりそんな状態だったんですね.
東様.
こちらこそよろしく.
宮澤さんの放送は5月にBS-iということですので,まだまだ先ですよ.
詳しくはまた宮澤さんが告知して下さるでしょうが.
こちらに書き込みするをのは、初めてですが、これからも、宜しくお願い致します。
皆様、自分のやる事が(または、立場が)しっかりしている方々ばかりのようで、自分のような者が書き込みするのは、かなり気が引けたのですが、乱歩邸の蔵と、聞いては黙っていられず、今に至ります。
良いですね!乱歩邸の「蔵」ですか。
想像も出来ません。(←と、云うよりイメージがあり過ぎて曖昧模糊とした感じです)
イメージとしては、薄暗い土蔵(!)の中には、夥しい数の埃を被った本と、その影に隠されるように、ひっそりと置かれた長持がある。(←他人のうちの事なのに、失礼ですね。すみません(汗))
羨ましいです。宮澤さん。
それは、テレビで放送されるのですか?
まだ、放映されていなければ、いつの放送なのか教えていただけると、幸いです。
について、何かご存知でしょうか。>森様。
私はいわゆる「貸本出版社」ではないと思っています。他の本も「貸本系」ではないですし。
強いて言えば、「貸本仕様の本が流行っているので便乗して似たような本を出した普通の出版社」といったところでしょうか。
『壇之浦〇番地』もそのような作品で、「悪ふざけしたような小説が流行っているみたいだからオレもやってみよう。純文学よりこっちの方が儲かりそうだから」といった雰囲気を感じます。一言で言って「ギャグが寒い」。真面目な人がムリにやっているのが見え隠れするので。
著者は(私の調べた時点では)山口でご存命(そうです、『壇之浦〇番地』ってご当地小説なんです)なので、いっぺんお話を伺いたいと思っていますが、はたして……。
私は、『東京〇番地』や『筑紫飄風記』などの真面目な作品の方がいいと思う作家です。
末永さん
「彷書」でご紹介していただいたおかげでしょうか、五反田の古書展に
井上孝の『壇之浦〇番地』が出ていて、運よく入手することができました。
貸本仕様の厚さを想像していたので、あの薄さはちょっと意外でした。
『東京〇番地』のほうはやたらと見ますが、『銀座〇番地』は見かけたとき
に買わなかったのが悔やまれます。
最近は柴錬もちょっと気になっていて、マイナーな現代物を見かけると
ちょぼちょぼと買っています。『今日の男』は、快男児物+スリラー+
メロドラマという、けっこうな出来でした。主人公が探偵作家というパター
ンを聞いただけで、読書欲をそそるものがありますね。どうもこの手のもの
には弱いです。
すんません、前発言の文章途中に、なぜだか僕のURLが入ってしまいました。内容に全然関係ないっす(汗)
大塚俊一さん
カメレスです、すみません。
映画『月光の囁き』気に入っていただき、ありがとうございます。いい映画ですよね。僕は関係者の一人ではありますが、その前に日本映画の一ファンとして本当にそう思います。
あの年、塩田監督はあらゆる映画の新人賞を総なめにしました。
「この勢いだったら日本アカデミー(の新人賞)も取れるんじゃないの?」と製作者の前ではしゃいでいたところ、
「日本アカデミーには単館系はノミネートされる資格がない」
と聞かされました。
http://plaza22.mbn.or.jp/~kunikikuni/kikuni.html
あきれました。今のこの時代にまだそんな権威主義がまかり通っていたなんて。今の日本映画を面白くしているのは、彼らのような若い力なのに。
とあるエンターテインメント系の文学賞も、「ノベルスではノミネートされない」と聞きます。この先、ネット社会が広がって、上も下も大も小もメジャーもマイナーも大手も中小も関係ないときが、来るのにね。
Niftyに「やっぱりココが好きの会」というのがあります。(今もあるかな?)
そちらでお尋ねになってみてはいかがでしょう。「チーズを〜」くらいまでは
リアルタイムで読んでいたのですが、最近はちょっとご無沙汰なので最新情報
まではちょっとわからないのです。
宮澤さん、「蔵」にはいられたこと、放送がたのしみです。
新聞によれば、ほかの方法で公開されることを思考されておられるようですね、お孫さんは。それが実現できれば、いいですね。
「蔵書目録」の完成を望んでいますが、それにしてもうらやましいです。
京都にいます。4月11日号の「アムーズ」をもちながら、定番の京都古書めぐりをしています。
目録だけで交通していた、店主と話しましたが、お互いに以前から知っていたように話がはずみました。
オーナーさまのお申し付けとあれば。
乱歩邸で入れてもらったのは応接間と土蔵です。両者については<AMUSE>の特集に詳細に図解が載っていて、それを見ながら思い出しています。
応接間は亡くなるすぐ前につくられたとのことで乱歩先生はあまりお使いにはならなかったそうです。応接間にあったものを列記すると、彫刻入りの机(池袋に越す前につくらせたもの)、石塚公昭のクレイアートの写真(<AMUSE>の表紙に使われたもの)、松野一男による肖像画(<宝石>の還暦記念号の表紙になったもの)、中尾進による幻影城の油絵(島崎博編集の<幻影城>増刊の裏表紙で使われたもの)、土蔵を整理する乱歩先生と隆子夫人のツーショット写真(初めて見るものです)、宮田雅之の切り絵の陰獣(角川文庫の表紙絵の原画)、エドガー賞のポオ像、乱歩賞のポオ像、クラブ賞のホームズ像、数年前に宝塚で使ったというサイン入りの黄金仮面、似顔絵入りの皿、名張の酒「怪人二十面相」「明智小五郎」などの壜。
『貼雑年譜』は応接間で見せていただきました。本物と東京創元社刊のレプリカを照らし合わせるという非常に贅沢なことをしました。
土蔵の中については私のHPにも詳しく書きました。
どうしても湿気はあるらしく本が少し膨れていました。早川書房の『続・幻影城』を箱から出したけど、箱に戻せなくて焦りました。新潮社の書下ろし探偵小説全集も膨れていたので、書架から抜き取ったものの箱から出すのは諦めました。でも、夢野久作『暗黒公使』の箱の松野一夫の絵などには感動しました。凄いきれいなんですもの。
いろんなところから送られてくる本を全部土蔵の中に放り込んでしまうんだそうで、雑本の類も多かったのは予想外でした。でも、見る人が見ればそんな中にもお宝はあるんでしょうね。
後から思い起こすと、あれも見ればよかったこれも見ればよかったというのはあります。でも、あの場では興奮してしまってとても冷静にはなれませんでした。あそこはユートピアです。
他に何かご質問はありますか。
<<<<<<<<itsDog!!>>>>>>>>
Have nice day!! Good Luck<img src=http://a676.g.akamai.net/f/676/987/12h/lygo.com/ly/dg/music_dog.gif>
していました。オーナー様と同じように。でも、まさか土蔵まで入っちゃうとは。>宮澤様。
オーナー様。
『科学画報』の「灰色にぼかされた結婚」って、妙な作品ですよね。私は早川のアンソロジーでしか読んだことないですが。
最近、本業の関係で科学雑誌、ラジオ雑誌の調査をしています。大学で研究されている先生にもお目にかかったりしています。今、けっこう興味のある分野ですが、意外に本が図書館に入ってないんですよね。個人蔵と業界団体の所蔵本に頼るばかりです。
梁取さんまでお求めとは。私ももちろん持っていますが。
小林文庫です。
年度末進行の仕事のため、またまた余裕が無くなってしまいました。
貧乏暇無し、とは良く言ったものです。 (泣)
それでも、宮澤さんのニュースを聞いては、出てこない訳にはゆきません。
えぇぇぇーーーーーーーー!!!
宮澤さんは、乱歩邸に行ったんですか!?
土蔵に入って、貼雑年譜に触って来たんですか!?
人外境主人様の日録、宮澤さんの投稿をみて、そんな事ではないかと、想像はしていたのですが。
羨ましいです。 羨まし過ぎます。
思わず、嫉妬してしまいます。(爆)
土蔵の様子など、もっと教えて下さい。
「ふりわけ」、「シマちゃん」、「クロ子」ちゃん 三匹の大猫さん
シャム猫「ココ」のシリーズのことですよね?
残念ながら、私は翻訳本を殆ど読まないので、情報を持っていません。
最新の翻訳は何か、どこまで翻訳されているのかなど、ご存知の方は教えて下さい。
トビラノラビット さん
> 雑誌の掲載は五月半ばになる予定ですので、楽しみにしていてください。
5月ですか?
もうすぐですね。 思っていたより早いですね。
本当に、楽しみにしています。
テープについては、akawasさんを含めたインタビューアーの方お二人に監修をしていただけるのは、まさに最高の人を得たものですね。
お話の通り、お二人の探偵小説への熱情と博識があってこそ、熊谷さんかお話を引き出せたものと思います。
お二方にも感謝します。
ことです。
紀田順一郎さんの『明治風俗故事物語』の件も、暗合の一つでしょうか?
探して読んでみます。
熊谷さんの長女、素江さんからおハガキも、嬉しいですね。
> 「父のこと色々調べて下さって暖かい目で書いて下さってとても嬉しく思いました」
それは、お父様が探偵小説への愛情と情熱を持って、沢山の成果を残して下さったからです。
お父様の情熱が、現代のミステリーファンの心にも響くからです。
> ほんとうに近い日、お会いしてぜひ、お話をうかがいたいと思います。
インタビューの成果も、楽しみにしております。
最近は、嬉しい本の収穫もあったのですが、詳しい事は、また後ほど。
一端だけ書いておくと、
「モダン日本」昭和12年6月号 大阪圭吉「水族館異変」掲載号
国防科学雑誌「機械化」昭和19年10月号 山中峯太郎書「神兵鬼兵」第12回掲載 → 平山様へ
「科学畫報」昭和3年1月号 「懸賞科学小説」発表号
大正12年10月号 「大震災号」
「受験旬報」昭和16年1月号 山田風太郎「陀經寺の雪」掲載号
末永さんの影響で、『うかれ蚤と十三人の女』梁取三義(彩光新社)まで買ってしまいました。(笑)
自己紹介いたしますと私たちは、 きょうだいで
「ふりわけ」・・・男の子
「シマちゃん」・・女の子
「クロ子」・・・・女の子 いずれも3歳半です。
利口なシャム猫、ココとヤムヤム、
そして、元新聞記者の飼い主の最近の消息を
ご存知ないでしょうか?
引き続いて、もうしわけありません。
野村胡堂の『恋文道中記』をみますと、雑誌の臨時増刊号であることがわかります。都筑さんの本、『推理作家の出来るまで』上巻では、週刊誌版の雑誌スタイルで発行された、とされていますが、増刷されて,よく売れたようです。
この『恋文道中記』には2冊あります。
・一冊は雑誌「妖奇」2巻2号(昭和23年2月)、30円
・同じものですが、号数がなくて(昭和23年6月)、40円
です。
なぜ、2冊あり、しかも、号数がないのか、個人的にわかりませんでした。
都筑さんの本を読んで、この2冊目の号数がない理由が推定できます。よく売れたために、増刷されて、しかも値段を訂正したため、うしろ表紙に号数が印刷されなかった、ということが真相のようです。
昨日、古書店で、権田萬治さんの本を見つけました。何か本が連鎖しています。
『日本探偵作家論』悠思社、1992年、定価は三千円をこえていましたが、
1200、でした(函つき)。未見でしたので購入。
先に上げた、講談社文庫から、十五年ぶりの復刻とかかれています(あとがき)。
・主要作品の初出誌がかかれています
・作品名索引
・人名索引
・「探偵小説」の時代(対談・紀田、権田)
のように,追加されています。
宮澤さん、水谷さんのこと、ありがとうございます。
熊谷さんのことも、この5月、ということで、インタビュも待ちのぞまれます。
桜さん、リストをお誉めいただきありがとうございます。
水谷準が生前は自分の著書を復刊させなかったというのは伝聞の情報なので本当のところはわかりません。ただ複数箇所から聞いているので信憑性は高いと思います。
水谷の死で本当に最後の探偵作家になってしまった渡辺啓助ですが、おくぎ旅館のHPが更新されて書影が見られるようになっています。興味ある方はぜひ。
http://www3.ocn.ne.jp/~okugim/keisuke.htm
明日、個人的に大きなイベントがあってわくわくしています。詳細はまた。
名古屋からは、厚手の目録、22号ではじめての厚さです。これは、競争が激しくなりそうな品物の並び。
慎重に選ばないと、あたりそうにありません。でも、つい、十点も出しました。
末永さん、徳島市の講演会。今年は、海野関係の本は出るのでしょうか。楽しみです。
折りしも、「彷書月刊」では、末永さんと小西さんが企画段階でお世話された特集(猿楽町だより)、「SFの逆襲」。九鬼さんの「謎の黄金秘境」も出てきます。
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