どうも、今晩は。私、自分のホームページで、拙い推理小説を二作品掲載している者です。
よろしかったら、お立ち寄り下さい。
「猟奇」傑作選のコラムだけ読了しましたが
すごく面白かったです。僕の好きな斎藤緑雨並の
毒で、昔の人はすごいもんだと感心しました(゚o゚)
オーナー様
「人間腸詰」買いました。
「虚無への供物」「不連続殺人事件」「ドグラ・マグラ」は
いつか読もうと心していました。
「不連続・・・」は読了したのですが、後2冊には怖じ気づいています。
イメージで「人間腸詰」は【淫靡】な気がしたのです。
「ホーラー」というジャンルではない事を願いつつ・・
読んでみます。
どうも気になるので、島田一男さんの天山文庫のシリーズをみました。十一年前に山前さんが解説をかかれています。
これ以上ない解説です。このなかの「スクープを追え!」と、「推理戦後文壇史」山村正夫、「日本ミステリー事典」をみて、まとめます。
1「落葉の譜」『遼東新報』懸賞入選 大連一中の三年生 十八歳か
2「その朝の実朝」雑誌「大陸事情」掲載 大連市役所勤務 二二歳か
3「叡(右側がない)親王殺人事件」『満州日報』掲載 二四歳以後
叡(右側がない)には永という字がいままで置かれていた
4「死人の丘殺人事件」『満州日報』掲載 二四歳以後
前の3作は、山村さんが上げていました
4番目は、山前さんが文庫の解説で書かれていました、おそらくこの作品名は始めて活字にされたのではないでしょうか。山前さんは実際に確認されているのでしょうか。
5「殺人演出」『宝石』掲載(実質的な処女作) 四十歳
のように、五作品も処女作がありました。それにしても、5番目の作品掲載時の年齢には、いままで深く考えたことがありませんでしたので、驚きでした。
No.1134 みたちゃん さん
はじめまして。
書きこみ、ありがとうございます。
> ところで夢野久作の「人間腸詰」という本を発見したのです。
> ジャンルとしては好きなんですが読まれた方がいらしたら
> ご感想などお聞かせくださいませ・・
『人間腸詰』は、角川ホラー文庫ですか?
残念ながら、この本はまだ読んでいません。
> ジャンルとしては好き……
というのは、ホラー小説を好きというのか、夢野久作が好きというのか、どちらでしょう?
久作は個性が強いので、普通のホラー小説が好きだとすると、お勧めし難いところもあるんですけれど。
と言っても、久作の代表作「押絵の奇跡」も収録されているし、「人間腸詰」や「キチガイ地獄」「冗談に殺す」は私も好きです。
もし、久作を初読だとしたら、いままで経験した事のない「物語」を味わえると思います。
ぜひ、手にとって見てください。
…と書いた調べてみると、これも日下三蔵さんの編集なのですね!
もしかしたら、日下さんがお薦めしてくださるかもしれません。
黒猫荘同様、よろしくお願いします。
No.1135 kashiba さん
ご無沙汰です。
> 加納朋子さんが、白泉社文庫(3月15日発売)の「みき&ユーティ」
> (成田美名子著)の解説をかかれていらっしゃるようです。
> やっぱり「買い」っすか?
これも、またまたビッグなニュースです!!!(笑)
もちろん買いです!
加納朋子さんの文章が載っているものは、総て買うことにしてます!!(笑)
> ああ、一体おーなー様がどのような顔をしてお買いになるのかが
> 楽しみです(^0^)ノ
大丈夫、いままでにも「プータオ」も買ったし、レディースコミックも買いました。
もう、免疫が出来ちゃったもんね。
ところで、成田美名子さんって、どんな人?
白泉社のHPに行って、文庫の表紙をみてみると……、やっぱりオジサンには恥かしい表紙ですね(汗)
通販にしようかな(少し弱気)
今なら「白泉ブン子オリジナル・トートバッグ」が当るみたいですよぉ。
> …よし!敷居を下げたぞ!!
下がった、下がった。 ご協力ありがとうございます。(笑)
小林文庫おーなー様
加納朋子さんが、白泉社文庫(3月15日発売)の「みき&ユーティ」
(成田美名子著)の解説をかかれていらっしゃるようです。
やっぱり「買い」っすか?
ああ、一体おーなー様がどのような顔をしてお買いになるのかが
楽しみです(^0^)ノ
…よし!敷居を下げたぞ!!
オーナー様 みなさま はじめまして・・
33号室toroさんからこちらへきました。
流し読みが得意であれこれ読み込んではいますが
昔の事とて記憶が薄れつつあります・・
ところで夢野久作の「人間腸詰」という本を発見したのです。
ジャンルとしては好きなんですが読まれた方がいらしたら
ご感想などお聞かせくださいませ・・
小林さん、『宝石選書』再版は、比較的入手しやすいのですが、初版の入手には少し時間がかかりました。3万部ということは、6、7版(刷)までいったように思われます。同じ「宝石」で、別冊宝石のものでも三刷まであるのを確認していますから、あるように思います。
大阪、大坂、確認しました。見てはいたのですが、注意していませんでした。ありがとうございます。
このところ、日本ミステリーを文庫で読むことができるのは、幸せな時代ですね。日下さん、山前さん、そして芦辺さん、もう、ほとんどすべて、購入しています。
『時の密室』、かたわらに『日本ミステリーの100年』を置きながら読むと一層時代背景がわかりますので、これは読書の醍醐味です。
『日本ミステリーの100年』、1900以前の誕生日の作家、もれるのは仕方ないですね、浜尾四郎、水上呂理、三津木春影など。川田功のように文中で、
(一八八三年生)というようにかくことになります。
p149 三等 島久作、となっていますが、島久平ですね。
年ごとの情報、調べに調べた内容ばかりです。
No.1122 芦辺 拓 さん
> 鮎川哲也先生の編纂になるアンソロジーのうち、特に粒よりの傑作揃いで知られ、私もぜひ現今のミステリファンに読んでいただきたいと熱望してきた
> 『殺意のトリック』(1979.11)、『殺人設計図』(1980.10)、『紅鱒館の惨劇』(1981.12)の3冊、版元の双葉社さんに文庫化を提案しましたところ、好感触を得ました。実
> 現に向けて頑張りますので、どうかみなさんよろしくお願いいたします。
これは、またまたビッグニュースです。
是非とも実現するよう、ご尽力をお願いします。
双葉社の皆さま、宜しくお願い致します。 m(__)m
しかし、こんなに嬉しい復刊が続いて良いんでしょうか!?
ホッペタを抓りたくなります。
それにしても、
『殺意のトリック』、『殺人設計図』、『紅鱒館の惨劇』
の作品セレクトは絶妙ですね。 鮎哲アンソロジーのベストかもしれません。
若い読者の方に、ぜひ読んで欲しいです。
No.1123 宮澤@探偵小説頁 さん
No.1124 大塚俊一 さん
お二方が、早速反応されるのも、よーーーく解ります。
> 欲を言うと、渡辺剣次編の13シリーズの復刻もあればさらに嬉しいのですが、そちらは難しいでしょうか。
「13の・・・」シリーズは、真の代表作、基本中の基本を集めたアンソロジーなので、これこそいつでも手に取れる状況であって欲しいです。
> ところで、今月の光文社文庫のラインアップを見ていると正気の沙汰とは思えず、光文社の将来に不安を覚えないでもありません。
「週刊宝石」も休刊になってしまいましたしね。 (嘘)
> 風太郎全集の9巻、10巻(この掲示板の成果だと題名を見てうれしくなりました)だけでも先に出していただけたらと思います。
> (単に待ち遠しいだけなのですが)
光文社文庫のの4冊は昨日やっと購入しました。
あのページ数の文庫で、「少年もの」が1冊をしめるとは、何が収録されるのか、本当に楽しみです。
9巻、10巻には おげまる さんの成果が反映されるのでしょうか?
「幻の探偵雑誌」のあと4冊も気になりますね。(いろいろ想像したりして)
No.1126 喜国雅彦 さん
> 乱歩邸に再訪してきました。一回目と違ってやや落ち着いて観察して来たつもりでしたが、家に帰って冷静になってみると、「あれを見るの忘れた!」「あれを探す
> の忘れた」「見たはずなのに全然覚えていない」の嵐であります。頼みの綱は現像待ちのフィルムだ。
これは、羨まし過ぎます。
どこかに発表される時は、必ず教えて下さいませ。
乱歩の蔵書目録は、出版されないのでしょうか? >新保さま、山前さま
P.S.
No.1115 で、日下三蔵さんを呼捨てにしてしまいました。 申し訳ありません。
私よりずっと年下だから、いいですよね?(笑)
No.1119、1121 桜 さん
> 小林さん、以下の二冊,初版でした。
> 『海底諜報局』 3,200、800、6,000、4,000部
> 『ほがらか夫人』 5,000、3,000、3,000、4,000、5,000、5,000部
> の初版の数、後者、確かに5000部と書かれていました。それにしても、刷の数、多いですね。
桜さんも持っていらっしゃるのでしたよね。
『海底諜報局』は比較的良く見かけますが、初版が多いような気がします。四版は見た事がないですね。
『ほがらか夫人』は、版まで明記されているのを見た事が無いような気がします。(以上、目録での話です)
発行部数は、当時のミステリーの発行部数として巷間言われているより、多いと感じます。
この部数は、大阪圭吉のメモにも書かれていて、圭吉はそれに基づいて印税も受け取っている筈なので、信憑性はあると思います。
圭吉はけっして人気作家ではなかったので、当時の小説は現代考えるより、発行部数が多かったのかもしれません。
(以上、風狂さんへのご返事も含め、孫引きの情報に基づいていますので、その点お含みおき下さい)
> 『日本ミステリーの100年』山前譲、をみますと、
> 『宝石選書』が三万部を売った
> とあります。
> 他の書物(調べてみましたが、どの書物か見当たりません)では、
> 6刷か,7刷までいった
> ということを思い出しました。手元には、初版と再版を所有していますが、再版以後の、装丁と序はどのようになっているのでしょうか、
> 所有されている方、是非教えてください。
終戦直後は、爆発的に本が売れた、と言う風に聞いていますからね。
宝石選書「刺青殺人事件」、私の持っているのは再版です。
ちょっとお役に立てなかったですね。残念です。
> 『ほがらか夫人』には、大坂圭吉、と大阪ではないですが、いつ頃から、この表記はなされていたのでしょうか、混雑しているようです。
著書で言えば「大坂」圭吉 名義の方が多いですね。
昭和17年半ば、東京に転居して文学報国会に入った頃から、「大坂」圭吉を使っているようです。
圭吉の墓碑も「大坂」となっているとの事です。
郷里・新城市のHPも「大坂」圭吉を使用しています。
本当は、「大坂圭吉」に改名した、と考えるのが正しいのでは、と思います。
どの作品、著書で「大坂」「大阪」を使っているかは、「大阪圭吉HP」の作品リストに付記してあります。
興味のある方は、みてみて下さい。
> 以前から気になっていたのが島田一男さんの処女作。著者は、処女作は4つある、としています(「鬼」より)。
> 四作目の「殺人演出」他の、題名も知られているのに、これら3作は発掘されていないように思われます。
> 「日本ミステリー事典」でも、3作目のことがかかれていますが、発掘されていないようです。
> これらを含めた島田さんの初期の作品、まとまって読みたくなります。
満洲関係の雑誌や新聞は、近年復刻が進んでいるようですが、どうなのでしょう?
「満洲日報」連載の「永親王殺人事件」? くらいは、見つかりそうな気がしますが…。
(調べたわけではないので、無責任発言)
見つかったら、読んでみたいですね。
No.1111 風狂 さん
> 「海底諜報局」三版の書影転載OKです。
ありがとうございます。
来週くらいまでには、HPに転載させていただきます。
その際は、「風狂」様 提供とクレジットを入れます。
> HPの画像を取り込めるのでしょうか?
これは、もう非常に簡単です。
画像の上にマウスポインタを置いて、右クリックすれば取り込めます。
簡単に複製できるので、著作権の問題が取りざたされるのですね。
> パソコンのハード・ソフト共に操作が不慣れなもので、(扱いだして半年ほどしか
> 経っていません)四苦八苦していて、目録入力が滞っています。
> 現在メモ帳を使っていますが、ワードにすべきかエクセルにすべきか、
> はたまたプリンターに出力しても幅が揃わないとか、問題が山積みの状態です。
> そんな程度で悩んでいるような状況ですので、紙の目録を作りたくとも手を
> つけられません。入力に掛かれませんから。難儀です。
このような件にまでRESするのはどうかと思いますが、そう言う事でしたら、EXCELが良いんじゃないでしょうか?
DB用のCSVファイルも吐き出せるし、HP用のHTMLファイルも作れます。印刷はもちろん得意ですし。
ちなみに、「熊谷市郎氏出版物リスト」はEXCELに入力し、HTMLファイルを出力しています。
(余計なおせっかいと、聞き流してください)
いずれにせよ、HP、冊子にこだわらず、目録の更新/発行をお待ちしています。
> ところで、「海底諜報局」三版は再販より早い発行なんですが。
> (見間違いか?)
> 部数も4000部とか。
> 発行年と版数の誤植が考えられるかもしれません。
> 巻末にS18年発行らしい本の広告が載っていましたから、その可能性が
> 考えられるかも。
この辺りは、聞き逃せないところですね。
やっぱり、版違いでも注文しておかないといけなかったのですね (ーー;)
再確認してみると、私の所蔵本は 17年5月25日再版で間違いなし。
「自筆作品目録」にも、「5月6日検印」とあります。
三版について記述があるのが18年2月、四版の記述は18年4月です。
巻末に載っていた広告の本とは何でしょう? 気になります。
> 「小笛事件」の書影は『大衆文芸図誌』よりも山下武という人の
> 「探偵小説の饗宴」に出ているものの方が本の存在感があって、
> いいのではないでしょうか。「抱茗荷の説」も載っていますし。
> 「南海の太陽兒」の書影は別冊太陽102 古書遊覧 にあります。
> 共にご存知でしょうけれど、一筆。
はい、知りませんでした。(笑)
本は両方とも所有しているので見ているはずですが、頭の中でも、書棚の中でも、整理されていないのです。
昔なら頭の中に入っていたので、整理する習慣が付かないままで来てしまったら、寄る年波のせいで……(苦笑)
「熊谷市郎氏出版物リスト」に追加させていただきます。
当HPを見てくださっている加納朋子さんのファンの方から、質問をいただきました。
文庫版『ななつのこ』のイラストを担当されている、「菊池 健」さんについて、教えて下さい
画集などを出版されている様でしたら、教えて下さい
という内容です。
多少調べてみたのですが、情報を得られませんでした。
菊池健さんは、菅浩江さんの『永遠の森』の表紙イラストなども行っています。
何かご存知の方がいらっしゃたら、教えて下さい。
よろしくお願い致します。
No.1120 TAKUYA さん
Email:arakawa@itbc.co.jp
> 日下様・小林文庫オーナー様・他皆様
>
> 「真木シリーズ」短編の情報ありがとうがざいました。
わざわざ、すみません。
この掲示板が、お役に立ったとすれば嬉しいです。
教えていただいた、日下さん、ありがとうございました。
TAKUYA さん、よかったらまた遊びに来て下さい。
>喜国さん
「執念」といえば黒岩涙香か蒼井雄……じゃなくって、大下宇陀児&楠田匡介? うーむ。これは読んだことありませぬ。トリックメーカーの楠田氏と非本格派の大下某という組み合わせが不安を呼びます。それより、〈幻の名作〉の次の特集はガラッと趣を変えて、喜国さんのコレクション対象の一つのあるものを集めてみようかと思うのです。
涙香で思い出しましたが、彼の訳した「怪しの物」をどこかホラーアンソロジーに入れてくれませんかね。
>桜さん
ありがとうございます。どうか『時の密室』がお気に召しますように。
この1年、文庫をたくさん購入してきたんだ、ということを購入日記をみて、そう思いました。それも新刊でした。
1月に出た、佐野洋さんの『推理日記』9巻目、買いそびれていて、ようやく、購入。ないですね、書店には。単行本は増刷されない限り、探すのが大変です。
双葉社の三冊、手元にありますが、2番目のが入手しにくいようですね、文庫にされるようであれば、ぜひ、解説を新しくしてほしいです、芦辺さん、お願いします。
新刊の一冊、赤がまぶしくてまだ読みおえていません。こちらが芦部さんのメインストリームなので、ゆっくりと読んでいます。
喜国さん、乱歩邸再訪、うらやましいです、これは、小説推理にのるのでしょうか、どのような視点でみられたのか、楽しみにしています。雑誌群はどこにあるのか、写真や映像で見ていて、とても気になりました。
乱歩邸に再訪してきました。一回目と違ってやや落ち着いて観察して来たつもりでしたが、家に帰って冷静になってみると、「あれを見るの忘れた!」「あれを探すの忘れた」「見たはずなのに全然覚えていない」の嵐であります。頼みの綱は現像待ちのフィルムだ。
芦辺さん
ところで、先日
「日下さんにあれをとられたぁ。代わりを見つけなきゃ」と言ってましたが、大下と楠田が合作した『執念』(探偵実話27年6、7月)はどう? これってどこかで読めたっけ?
>宮澤@探偵小説頁さん、 大塚俊一さん
ありがとうございます。ここ数年言い続けてきたことが、一気に動き出しそうなので驚いています。どうか楽しみにお見守りください。とにかく、ある程度は売れなきゃ、乗ってくれた双葉社のみなさんにも申し訳ない次第でありまして……。
先日、図書館で紅鱒館を見つけて読むことができたのですが、最後のページで、まだシリーズが2作残っていることを知り、まだまだ先が長いと気が遠くなっていたところだったので、朗報です。
ところで、今月の光文社文庫のラインアップを見ていると正気の沙汰とは思えず、光文社の将来に不安を覚えないでもありません。風太郎全集の9巻、10巻(この掲示板の成果だと題名を見てうれしくなりました)だけでも先に出していただけたらと思います。(単に待ち遠しいだけなのですが)
芦辺さん
双葉のアンソロジーのお話、凄く嬉しいです。私も一冊しか持っていませんし、若い人ならなおさらでしょう。内容を見ると本当にわくわくする名前が並んでいますね。
昨年は芦辺さん編の『絢爛たる殺人』がセレクションの珍しさといい中身の面白さといい、誠に素晴らしい編集で堪能させていただきました。
今後とも埋もれた名作、忘れられた作家の復権にお力を注いでください。楽しみにしています。
欲を言うと、渡辺剣次編の13シリーズの復刻もあればさらに嬉しいのですが、そちらは難しいでしょうか。
鮎川哲也先生の編纂になるアンソロジーのうち、特に粒よりの傑作揃いで知られ、私もぜひ現今のミステリファンに読んでいただきたいと熱望してきた
『殺意のトリック』(1979.11)、『殺人設計図』(1980.10)、『紅鱒館の惨劇』(1981.12)の3冊、版元の双葉社さんに文庫化を提案しましたところ、好感触を得ました。実現に向けて頑張りますので、どうかみなさんよろしくお願いいたします。
〜収録内容〜
『殺意のトリック』
「六人の容疑者」黒輪土風/「四桂」岡沢孝雄/「死の標灯」岩田賛/「銀知恵
の輪」山沢晴雄/「白魔」鷲尾三郎/「三行広告」横内正男/「新納の棺」宮原
龍雄/「鸚鵡裁判」鬼怒川浩/「雪」楠田匡介/「競馬会前夜」大庭武年
『殺人設計図』
「Fタンク殺人事件」仁科透/「非常階段」渡辺剣次/「孤独」飛鳥高/「星屑
殺人事件」双葉十三郎/「アリバイ」藤雪夫/「そんな筈がない」藤沢桓夫/
「鋏」島久平/「闇に浮かぶ家」小谷龍一郎/「魔女を投げた男」北村龍一郎
『紅鱒館の惨劇』
「寒の夜晴れ」大阪圭吉/「ユダの窓はどれだ」千葉淳一/「紅鱒館の惨劇」岡
村雄輔/「火山観測所殺人事件」水上幻一郎/「豹助都へ行く」九鬼紫郎/「間
寛子の死」香住春吾/「ポツダム犯罪」天城一/「歯」坪田宏/「エロスの悲歌」
千代有三
『ほがらか夫人』には、大坂圭吉、と大阪ではないですが、いつ頃から、この表記はなされていたのでしょうか、混雑しているようです。
以前から気になっていたのが島田一男さんの処女作。著者は、処女作は4つある、としています(「鬼」より)。
四作目の「殺人演出」他の、題名も知られているのに、これら3作は発掘されていないように思われます。「日本ミステリー事典」でも、3作目のことがかかれていますが、発掘されていないようです。
これらを含めた島田さんの初期の作品、まとまって読みたくなります。
日下様・小林文庫オーナー様・他皆様
「真木シリーズ」短編の情報ありがとうがざいました。
これから、どうやって入手するかを悩まなくては、、、最後は「古本文庫やさん」でネット購入しかないかな。
6篇説は、50代のまさにリアルタイムで結城昌治を読んでいた友人(?)の情報なので、あまり確かな数字ではありません。しかし生前にもっと真木シリーズをお書きになっていれば、と少し悔やまれます。8年前には「修羅の匂い」(?)という短編集で「流木調査事務所シリーズ」をお書きになっており、「流木」に「真木」の匂いがしたのが当時少しうれしかったのを思い出します。
小林さん、以下の二冊,初版でした。
『海底諜報局』 3,200、800、6,000、4,000部
『ほがらか夫人』 5,000、3,000、3,000、4,000、5,000、5,000部
の初版の数、後者、確かに5000部と書かれていました。それにしても、刷の数、多いですね。
『日本ミステリーの100年』山前譲、をみますと、
『宝石選書』が三万部を売った
とあります。
他の書物(調べてみましたが、どの書物か見当たりません)では、
6刷か,7刷までいった
ということを思い出しました。手元には、初版と再版を所有していますが、再版以後の、装丁と序はどのようになっているのでしょうか、所有されている方、是非教えてください。
岩堀さん、秋田では、あんばい、と読むと、著者の高島真さんから教えていただきました。 「追跡『東京パック』」、本当に、20年以上にわたる労作です。
8日早朝から所用で郷里の秋田に行き夕べ戻ってきて、今日ゲストブックを
久しぶりに覗いたら、話題の「高さ」と「スピード」に呆然…というところ
です。とてもついていけないと思いつつ気を取り直して…、
桜様
お蔭様で「追跡『東京パック』」入手しました。まだ中身読んでいませんが、
無明舎出版の発行者「安倍 甲」という名前がなつかしかったです。私の母が
秋田から私のところに移って来た時(もう25年も前、母もすでに亡くなり
ました)に何冊かの本を持ってきたのですが、中の1冊の著者が「あんばい
こう」となっていました。風変わりな名前なので著者名だけが印象に残って
いて、出版社の方は覚えていませんでした。「無明舎」だったんですね。
>あの1989年のもの、まだ、セットで販売していました。
彷書月刊「小栗虫太郎」、そう、セット販売なんですね。バラなら即買いと
いうところですが。
末永様
ブラックのSP盤、情報有難うございました。蕎麦「家」が正しいのですか。
小島貞二さんも勘違いされてるというう事ですね。
昨日、小林さんから、
>杉浦俊彦「大阪圭吉の「自筆作品目録」」、発行部数は 初版から順に
『海底諜報局』 3,200、800、6,000、4,000部
『ほがらか夫人』 5,000、3,000、3,000、4,000、5,000、5,000部
ということを教えていただきましたが、忘れていました、2度も聞いていました。もうしわけありません。私のは、何版かも調べるのを忘れていました。花粉のため、頭がぼーとしています。
昨日は、「横溝正史集」、「日本ミステリーの100年」、「人間腸詰」と、ハヤカワ文庫、復刊3冊を購入。
古書店の百円均一棚で、『櫻さく國』正木不如丘、昭和三年一月二五日発行、春陽堂を入手。「日本ミステリー事典」では、「28年までに10編の作品があるが、29年に(略)減少した」とある。
長編探偵小説、初版、函付き(天が一部トレ)。
久しぶりの、今年最初の桜ふぶきでした。
『七十七 矢野徹先生の出版図書目録』、図書データは総数三六八冊。送料込み
1800。
謝辞、その追加も張り紙で添付されていました。
R.A.ハイラインの翻訳作品を思い出しました。これには書影もあり、この値段で入手できるのは幸せです。
小林さん、八千代書房、金鈴社との熊谷さんの関わりも気になりますが、九鬼さんが編集されていたことから、九鬼さんのインタビュウを書き物でみたいものです。
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