[戻る]

小林文庫の新ゲストブック

過去ログ 2001年01月01日〜2001年06月30日



総発言数:718件 
[全発言] [最新25発言] No.〜No.

[←No.119〜143] [No.144〜168] [No.169〜193→]

No.168 (2001/02/19 17:44) title:収録作
Name:彩古 ()
Email:yashima@venus.dti.ne.jp

収録作です。

『捕物秘帖 消えた藤娘』熊谷書房 S.21.12.25発行
1. 消えた藤娘
2. 蛇侍
3. 能面譜

『稲妻左近捕物帖 二人源三郎』かもめ書房 S.22.2.11発行
1. 京傳(旧字です)
2. 花火車
3. 二人源三郎
4. 踊りの師匠

ということで、『右近捕物帳 花火車』金鈴社さえ持っていれば、テキスト的には
問題ないということですね。


No.167 (2001/02/19 07:52) title:前進しましたね
Name: ()

やはり、小松さんの選択によるものだ、とあらためて思いなおしました。末永さんが書かれなければ、そうかな、と思うところでした。

 10ヶ月前に、ある月刊誌上で、有名な、三島文献の収集家・研究家の A さんが、渡辺温さんの著書と大坪砂男さんの著書をとりちがえて、話をすすめていたのにも驚きました。渡辺さんの著書を大坪さんのものと表記していました。そのときの話題としては、渡辺東さんのことで、即売展のことが書かれていました。
 確かに、大坪さんは、同じ、薔薇十字社から『大坪砂男全集』全2巻をだしていますが、これは単純なミスでした。

 小林さん、リスト、すすみまして、さらに楽しみが増しています。


No.166 (2001/02/18 23:44) title:「明るい仲間」というのは
Name:末永昭二 ()
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

あまり何度も使いたくなるようないいタイトルとも思えないのですが、城戸さんはお気に入りだったみたいですね。単行本の『明るい仲間』とは全然違い、むしろ『推進公子』に近いものだということがわかりました。『推進公子』(会社再建の物語)は手を変え品を変え改作(短編も長編も)されているので、何が何だかわからなくなります。
桜様。情報ありがとうございます。

岩堀様。
『ネメクモア』書評を読んでびっくりしました。
あれは「自選」ではなく、『新青年』研究会の小松史生子氏の選択なのに……。案外、新聞というのも不確かなものかと、今さらですがちょっと複雑な感じです。


No.165 (2001/02/18 17:08) title:ネメクモア
Name:岩堀 ()
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 桜さま

  香山 滋の「とかげ」「蜥蜴」、やはりそうでしたか。いつもながらの
  早いレス有難うございます。ツンドク本の「海鰻荘奇談」も読みたく
  なってきました。

 渡辺啓助さんの「ネメクモア」、本日の朝日新聞読書欄に取り上げられて
 いますね。評者は久世光彦さんです。なんとなく嬉しくなります。
 今現物を見て気がついたのですが、表紙カバーでは「ネ・メ・ク・モ・ア」
 と「・」が入っているんですね。これは装丁デザインの一部という事で
 しょうか。
 本文扉は「ネメクモア」ですね。
 


No.164 (2001/02/18 13:22) title:中篇でした
Name: ()

末永さん、末永さんが書かれましたリストによれば、『明るい仲間』 昭和18年、東成社は、10編の短編からなります。ここには、「明るい仲間」という題名の短編は収録されていませんね。
 
『雑音横丁』昭和22年再版では、「明るい仲間」の題名のそれは中篇です、改作の表示はないので、書下ろしでしょうか。内容は、解散する会社を三雲課長が金をだしてもとのように会社を再建する話でした。
 題名が同じでも、内容が異なることになります。 

 岩堀さん、「探偵実話」、未完成ながら、タイトルと著者で、確認できるファイルを所有していますので、少し便利です。
 本文が「蜥蜴の島」、目次が「とかげの島」ということでした。

 秋田市の無明舎が出した、本を頼みました。内容は、乱歩のことが書かれています。


No.163 (2001/02/17 21:42) title:水上勉は、黒岩重吾どうよう、だいすきなんですが、探偵小説マニアには、人気ないのかな?
Name:村田美香 ()

日下三蔵さま。
水上勉『鷹の鈴』について、お教えいただき、どうも、ありがとうございました。
お手間をとらせて、申しわけございませんでした。
お礼のことばもおくれまして、あわせて、ごめんなさい。
−でも、水上のことですから、ハードボイルドとは、縁遠いのでしょうね(ひとりごと)。


No.162 (2001/02/17 20:43) title:「探偵実話」
Name:岩堀 ()
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 桜様

 「探偵実話」の情報いつも有難うございます。
 昭和29年の、「現代探偵小説名作全集」、去年の4月頃、
 再録物話題になった時に、ミステリー資料館に行って私見ているんですね。
 江戸川乱歩「柘榴」で思い出しました。たしかゲストブックにも書きこんだ
 ような気がします。
 その時のメモ今引っ張り出したら「美貌術師」城 昌幸とちゃんと書き
 出しているんですよ。「とかげの島」は同時記入で(蜥蜴の島)ともして
 あるのですが、これはどういうつもりで書いたのか忘れてしまいました。
 目次では「とかげ」、本文では「蜥蜴」となっているのかな?
 なにしろ最近の記憶力はすこぶるあやしいものです。

 オーナー様

 熊谷市郎は全くお役に立てず申しわけありません。


No.161 (2001/02/17 12:08) title:古書目録にありました
Name: ()

古書目録で見て、出していた(何度もすれちがいで、あたらず)のですが、それを確認するまでは、下の2冊があるとはいいがたかったです。

 熊谷書房版『抱茗荷の説』山本禾太郎
      『蔦の家殺人事件』矢作京一

については、日下さんがあるということで、それをはげみにして、この4,5日の、調査を続行しました。
 やはり、古書目録にありました。

 平成八年(1996)五月の「古書目録 芳林文庫古書目録 探偵趣味」3号
には、p34を見ますと

1231 『抱茗荷の説』 熊谷書房 山本禾太郎  昭和21 18,000
1237 『蔦の家殺人事件』 熊谷書房 矢作京一 昭和22  5,000

後者は、もう一度、その年の十二月の、4号にでています(p56)。

 そのときは、他のものがあたり、こちらはハズレでした。

 小林さん、目録、お持ちだと思いますので、2冊ともあることが確認できましたので、一度確認してください。
 


No.160 (2001/02/17 02:09) title:稲妻左近
Name:小林文庫オーナー ()
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/


 彩古さん所有の、『捕物秘帖 消えた藤娘』(熊谷書房 S.21.12.25発行)と、『稲妻左近捕物帖 二人源三郎』(かもめ書房 S.22.2.11発行)は、稲妻左近ものだと思います。
 たまたま、私も金鈴社と熊谷書房から発行された、稲妻左近捕物帖を持っています。
 金鈴社と熊谷書房の関係調査の、参考になるかもしれないので、収録作の移動などについて教えていただけませんか?
 
 下に、私の所蔵本の収録作を挙げておきます。

 『錦吾捕物帖 物言ふ人形』熊谷書房 s16.12.15初版(中身は、稲妻左近もの)
  1. 怪盗江戸小僧
  2. 変幻女絵師
  3. 薬袋の謎
  4. 物言ふ人形
  5. 死人船
  6. 虫払香炉始末
  7. 空中喪
  8. 蛙男

 『右近捕物帳 花火車』金鈴社 s17.06.15
  1. 消えた藤娘
  2. 京伝
  3. 蛇侍
  4. 花火車
  5. 能面譜
  6. 二人源三郎
  7. 踊りの師匠
 (こちらは彩古さんも、お持ちでしたね)


No.159 (2001/02/17 01:35) title:ありがとうございます
Name:小林文庫オーナー ()
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 小林文庫です。
 仕事の忙しさ、ようやく峠を越えました。
 でも、そのまた向こうには、また山が… (;^_^;)

 皆さまのお陰で、「熊谷市郎出版リスト」かなり埋まってきました。
 皆様の情報は、、日曜日にリストに反映させる予定です。
 しばらく、お時間を下さい。 続報もお待ちしています。

 「熊谷市郎出版リスト」の、非ミテリーと思われる本について、探索してみました。
  『書物と人生』森銑三(熊谷書房)
  『近世剣客傳』宮本謙吾(熊谷書房)
  『近代女性の科学的教養』戸田忠吾(かもめ書房)
 については、所蔵している図書館が有りますね。 何とか、閲覧するよう努力してみます。
 殊に、『書物と人生』森銑三は、所蔵している図書館は多数あります。
 古書目録にも載っていたので、注文してみましたが売り切れでした。
 『蕉門十哲句集』小島清編(神戸山手女子専門学校講師)かもめ書房は、今のところ見つからず。
 神戸山手学園のHPにまで行ってみましたが、蔵書検索は出来ませんでした。

No.1017 末永昭二 さん

> 金鈴社については
>  ちょっと保留です。
> オーナー様の書き込みでは、戦前戦後の熊谷書房の間に金鈴社が入っていますが、金鈴社は熊谷書房のラインとは別に、紙型を入手して発行しただけのような気
> もします。

 はい、保留しました。(笑)
 私の書き込みは、資料の裏付けがあって発言しているわけではないので、おかしな点が有ったら、遠慮なく訂正して下さい。
 ご指摘、大歓迎です。
 
 ただ、こう書いたのは、熊谷さんのインタビューで、「熊谷書房の紙型は、(金鈴社にいた)九鬼澹にくれてやった」と言うような趣旨の発言が有ったような記憶があるからなのです。(だんだん、曖昧になってくる…)
 総ては、インタビューで明らかになるはずです(かな?)。
 出版社統合のことは、手元の資料を見てみましたが、金鈴社が何処に行ったか、解りませんでした。また教えて下さい。

No.1021,1026 こしぬま さん

> いやあ、綺羅星のような書き込みですねー。私には、まさしく遠い星のまたたきです。
> で、最近に戻って。桜さんだけが反応していたようですので、その後をついて。
> 教養文庫「小栗虫太郎傑作選」ですが、当方のも4,5巻は帯がありません。

 ごめんなさい。
 教養文庫の話題、無視しているわけではないのですが、私はリアルタイムで買っていないので、参加する資格が無いのです。 (;^_^;)
 興味を持って、拝見してます。
 いろんな話題、どんどん上げてくださいね。

No.1020,1029 彩古 さん

 ありがとうございます。  ヽ(^o^)丿

> すぐ出てきたのはこの三冊。

 さすが、やっぱり彩古さんですね。
 この時代の本は、個人の蔵書に頼るしかないので、彩古さんのような方がいらっしゃると、心強いです。
 続報(は、もう頂いた)、続々報 期待しています。
 
 九鬼澹の本にについては、お聞きしたい事が有るのですが、別項を建てて質問します。

No.1030 日下三蔵 さん

 ありがとうございます。
 (最近、第一声はこればっかり)

> 今回反映できなかった情報は、来年刊行予定の書誌本の方
> に組み込ませていただきます。

 おぉーっ! 期待しています!!

> だいぶ以前の、別の掲示板での話ですが、協会編の推理小
> 説年鑑、もともと函付きだったのは何年版か、という話の
> 時に、基本的にすべてカバー装、函は再出荷分、というお
> 返事をしたと思うのですが、大嘘でした。

 すっかり、信じ込んでしました。(笑)
 あれ以来、「探偵小説年鑑」の函付きを見ても、触手が動かなくなっていたのに…

えー、昭和三十三年の1958年版と昭和三十四年の19
59年版、この二冊は、最初から函入りでありました。
♯協会HPの沿革原稿を書いている時に、資料が出て来た
♯のでした。

 えぇーッ、HPの「沿革」ベージはまだ出来ていなかったのですか?(笑)

> >熊谷書房版『抱茗荷の説』山本禾太郎、『蔦の家殺人事件』
> >矢作京一は、本当に出版されているのですか?
>
> これはどちらも出ているはずです。前者は、数ヶ月前に入手
> したのですが、もう出てこない(泣)出てきたら、奥付など
> 書き込ませていただきます。

 ありがとうございます。
 是非、お願いします。

> 後者は見たことはありませんが、KTSCについて書かれた
> エッセイを見ると、矢作さんがこの本をみんなに配っていた、
> という記述がしばしば出てきますので、出ているものと思わ
> れます。
 まだ、自宅で調べられる資料が有った。
 KTSC読み直してみます。
 ただ、この会報は、触ると壊れて行くので… (ーー;)
 どこかで、再刊しないかなぁ…。


No.158 (2001/02/16 19:41) title:お礼とお詫び
Name:日下三蔵 ()
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

日下です。

原稿があがらず、まったく書き込みの時間が取れませんで
した。くー(泣)

お礼がたいへん遅くなってしまいましたが、小栗書誌情報
をご提供くださいました皆さま、ありがとうございました。

校了日の関係で全部を入れきれなかったのが残念ですが、
今回反映できなかった情報は、来年刊行予定の書誌本の方
に組み込ませていただきます。

以上お礼。つづいてお詫びです。

> 村田美香さま

『鷹の鈴』は、ご指摘の通り、集英社のコンパクト・ブック
スから、昭和四十一年に出ております。前回の書き込みの
後、すぐ気が付いて訂正しようと思っていたのですが、書
架の水上コーナーをいくらひっくり返しても、現物が見当
たらず(泣)どこにいってしまったことやら……。

という訳で、早川での予告通りのハードボイルドかどうか
までは判りませんが、出ていることは間違いありません。
「幻の本」あつかいして、申し訳ありませんでした〜。

もういっちょ、お詫び。

> 小林文庫オーナーさま

だいぶ以前の、別の掲示板での話ですが、協会編の推理小
説年鑑、もともと函付きだったのは何年版か、という話の
時に、基本的にすべてカバー装、函は再出荷分、というお
返事をしたと思うのですが、大嘘でした。

えー、昭和三十三年の1958年版と昭和三十四年の19
59年版、この二冊は、最初から函入りでありました。
♯協会HPの沿革原稿を書いている時に、資料が出て来た
♯のでした。

いい加減なことを言ってしまいまして、まことに申し訳あ
りませんでした〜。

> 小林文庫オーナーさま

>熊谷書房版『抱茗荷の説』山本禾太郎、『蔦の家殺人事件』
>矢作京一は、本当に出版されているのですか?

これはどちらも出ているはずです。前者は、数ヶ月前に入手
したのですが、もう出てこない(泣)出てきたら、奥付など
書き込ませていただきます。

後者は見たことはありませんが、KTSCについて書かれた
エッセイを見ると、矢作さんがこの本をみんなに配っていた、
という記述がしばしば出てきますので、出ているものと思わ
れます。


No.157 (2001/02/16 19:22) title:『悪魔の黙示録』
Name:彩古 ()
Email:yashima@venus.dti.ne.jp

『悪魔の黙示録』の現物にあたりましたら、発行所住所は「奈良県生駒郡郡山」と
「京都市下京區麸屋町佛光寺上ル」とが併記されていました。

『悪魔の黙示録』赤沼三郎
S.22.5.15印刷 S.22.5.20発行 B6版164頁 仙花紙本 28円
装釘 山名文夫
発行者 熊谷市郎 奈良県生駒郡郡山
発行所 かもめ書房 奈良県生駒郡郡山/京都市下京區麸屋町佛光寺上ル(併記) 


No.156 (2001/02/16 15:25) title:ふたつの『新聞太平記』について
Name: ()

先週の日曜日に、古書店で手に入れたのは『新聞太平記』でした。
あの、赤沼三郎さんがまた別の版で出したのか、と思い、手にとると、
著者は御手洗辰雄さんです。それで、手元には
 
・赤沼三郎『新聞太平記』帯付き、昭和25年11月15日発行、雄鶏社
  あの探偵小説家の赤沼三郎さんではありません。以前、日下さんに教えていただきました。
  内容は、大正・昭和の新聞裏面史です
  20年の新聞記者生活(報知新聞などの記者していた)を送る
・御手洗辰雄『新聞太平記』初版、カバー、帯付き、昭和27年10月15日発行、
  鱒書房
  内容は、明治・大正・昭和の新聞裏面史です
  20年の新聞記者生活(大分新聞、東京新聞、報知新聞の記者をしていた)による証言とある

 二冊をくらべると、内容が同じであるのにはおどろかされます。
 章、節の立て方も同じでした。
  
 新聞記者の赤沼三郎さんは、御手洗辰雄さんであったのでしょうか、手がかりはありませんが、それにしてもよく似た点がありました。


No.155 (2001/02/16 10:13) title:まちがえました。
Name:こしぬま ()
Email:kbijutukan@thn.ne.jp
URL:http://k-artmuseum.hoops.ne.jp/

第5巻カバーでは、ぜんぶ白抜き数字です。


No.154 (2001/02/16 10:12) title:
Name:こしぬま ()
Email:kbijutukan@thn.ne.jp
URL:http://k-artmuseum.hoops.ne.jp/

桜さんから振られるとは!(ドキドキ)手元の小栗虫太郎傑作選の第4巻「潜航艇『鷹の城』」のカバーでは、第5巻は未刊の印の○に5です。そして、問題の昭和52年発行とある第5巻「紅毛傾城」のカバーでは、全部黒抜き数字です。2冊が白っぽいいというので、5冊並べてみました。これは絵柄のせいかなとも思いますが。こうして並べて見るのは初めてかな。なかなかいい絵だなあ。そういえば、斎藤和雄氏の消息を聞きません。今はどんなものを描いているのでしょう。手元には1973年の現代画廊、1977年の永井画廊の個展のパンフレットがあるのみです。そういえば、このまえもらった「ぶらっく選書」昭和25年の1冊に帯がついていました。他のには愛読者カードも。こういうのって好きなひとにはたまらないでしょうね。


No.153 (2001/02/16 07:53) title:『雑音横丁』という本は
Name:末永昭二 ()
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

どうも改作(出し直し)のようですね。

桜様。
「明るい仲間」というのは、昭和18年の『明るい仲間』(東成社)と同じものなのでしょうか。内容から考えると(典型的な銃後小説なので)違うとは思うのですが。
それから、文字の読めないところは「塩山町」だと思います。城戸さんはその時期、塩山町(現・塩山市)に疎開していましたから。
『サイレン夫人』との関係はわかりません。どちらも見ていないので。


No.152 (2001/02/16 07:23) title:中篇小説集でした
Name: ()

 末永さん、昨日は、図書館にでかけられたようで、成果をたのしみにしています。金鈴社の探偵小説、かなりありますね、とくに戦前のものにあります。

 『雑音横丁 ユーモア中篇小説集』城戸 禮
  見開きの箇所だけ、城戸 礼、とされていました
  昭和21年12月20日初版印刷 
  昭和21年12月30日初版発行 
  昭和22年4月20日再版発行
       仙花紙本 
 
発行者 竹内宇一(郎)千代田区神田駿河台四ノ二
    ()内は、序文にかかれているものの、奥付けでは省略されています
発行所 学進書房
 序文あり(山梨県監山町千野、監の右上には、字がつぶれて読めない字があてられています)
目次
 「サイレン夫人」昭和20年11月改作、とある
 「明るい仲間」

 末永さん、上のが未見の『サイレン夫人』城戸 禮(昭和22年10月10日再版)とは異なる内容かどうか、わかりません。『雑音横丁 ユーモア中篇小説集』城戸 禮、のあとに、『サイレン夫人』は発行されたようです。


No.151 (2001/02/16 00:54) title:図書館に
Name:末永昭二 ()
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

行ってきたのですが、決定的な資料は見つかりませんでした。時間が短かったというのもあるのですが。
ウチの資料もざっと見ましたが、マツキ書店の資料はあっても金鈴社については新発見なし。
ということで、今日は収穫なしです。

教養文庫、拙宅のはどこかに紛れ込んだっきりです。どっちにしろ帯はついてないです。


No.150 (2001/02/15 16:43) title:帯はあったのでしょうか
Name: ()

教養文庫「小栗虫太郎傑作選」の配本順は、3,2,1,4,5巻の順であることは、
 中にある、葉書の差出期限から確定できます。ただし、5巻の場合、初版一刷の日付けが昭和52年(この奥付けには、C1978、とされています)ですから、これは昭和53年になるのでしょうか。 こしぬまさんが、この日付けの訂正版をお持ちですから、この52という印刷ミスは解決します。
 しかし、帯になりますと、ここに登場された人は、4巻、5巻にはありません。
私のもそうです。カバーが、この4,5巻では、他の3巻のものに比べて白いのです。
 しかも、4巻のカバーには、5巻のも既刊のしるし、5の番号に黒塗りがされています。
 このことから、5巻が刊行された昭和53年に印刷され、カバーをとりかえた4巻(日付けは初版のみ印刷されていますが)を、あとで、私は入手したのではないか、と思います。
 それで、もともと最初から帯がなかったようには思えないのですが、こしぬまさん、どう思われますか。


No.149 (2001/02/15 14:29) title:
Name:こしぬま ()
Email:kbijutukan@thn.ne.jp
URL:http://k-artmuseum.hoops.ne.jp/

いやあ、綺羅星のような書き込みですねー。私には、まさしく遠い星のまたたきです。で、最近に戻って。桜さんだけが反応していたようですので、その後をついて。教養文庫「小栗虫太郎傑作選」ですが、当方のも4,5巻は帯がありません。1,2,3巻はありますが。有るのなら、探すことで、証明できますが、無いを証明するのは、こりゃ大変ですね。


No.148 (2001/02/15 10:54) title:とりあえず3つ
Name:彩古 ()
Email:yashima@venus.dti.ne.jp

すぐ出てきたのはこの三冊。

『捕物秘帖 消えた藤娘』九鬼澹 
S.21.12.20印刷 S.21.12.25発行 B6版138頁 仙花紙本 15円
装釘 不明
発行者 熊谷市郎 神戸市葺合區吾妻通3ノ17
発行所 熊谷書房 神戸市葺合區吾妻通3ノ17

『稲妻左近捕物帖 二人源三郎』九鬼澹 
S.22.2.5印刷 S.22.2.11発行 B6版194頁 仙花紙本 20円
装釘 (章作とサイン)
発行者 熊谷市郎 神戸市葺合區吾妻通3ノ17
発行所 かもめ書房 奈良県生駒郡郡山 

『探偵法十三号(号は旧字)』酒井嘉七
S.22.6.1印刷 S.22.6.5発行 B6版216頁 仙花紙本 35円
装釘 不明
発行者 熊谷市郎 奈良県生駒郡郡山
発行所 かもめ書房 奈良県生駒郡郡山/京都市下京區麸屋町佛光寺上ル(併記) 


No.147 (2001/02/15 09:42) title:再版でした
Name: ()

末永さん、ここに書き込んで送付しましたら、末永さんの書き込みが先になりました。名前に玉があるので、金鈴社なのでしょうか。

 発行人 松木玉之助 金鈴社
 マツキ、ということで、登場する名前ですね。

 昨日、「雑音横丁」城戸礼(ママ)昭和22年 再版
がきましたので、明日、内容をかきます。


No.146 (2001/02/15 08:02) title:流行していたのでしょうか
Name: ()

岩堀さん、「探偵実話」の増刊号は黒の表紙ですので、この雑誌をならべると、本誌の普通号のなかで目立ちます。黒の増刊というのはこの頃の流行でしょうか、他の雑誌にもあります。
 昭和29年の、「現代探偵小説名作全集」には、二十四作品、二十三名のグラビアが掲載されています(久生十蘭を除く)。
 解説は、二十七歳の中島河太郎さん。
江戸川乱歩「柘榴」昭和9年「中央公論」再録、香山滋「とかげの島」昭和23年「宝石」再録、渡辺、岡田、楠田、鷲尾、高木、氷川、狩、大河内他の、作品が掲載されています。
 アンソロジーですね、「探偵作家クラブ」による編集です。
確かに、印象的な挿絵が「美貌術師」城昌幸には掲載されています。

 小林さん、金鈴社が、ふたつの熊谷書房の中にはさまるのには、驚きました。


No.145 (2001/02/15 07:52) title:金鈴社については
Name:末永昭二 ()
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

ちょっと保留です。

オーナー様の書き込みでは、戦前戦後の熊谷書房の間に金鈴社が入っていますが、金鈴社は熊谷書房のラインとは別に、紙型を入手して発行しただけのような気もします。ただし、昭和18年あたりから出版社の統合が進められているので、もしかしたら統合されていたのかもしれません。何がどうなっていたのかは、もうちょっと調べなければなりませんね。資料は多分持っているし、今日、時間があれば図書館に行くので、できれば調べてきます。


No.144 (2001/02/15 02:54) title:時の利
Name:小林文庫オーナー ()
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 小林文庫です。
 仕事が追いこみで、午前様状態です。

末永昭二 さん

 さっそく、情報提供ありがとうございます。
 近日中に、リストに反映させて起きます。
 
 以前の末永さんの書きこみ、桜さんも書きこみ、などを見ると
 
 ぷろふいる社、末廣書房 → 熊谷書房(戦前) → 金鈴社 → 熊谷書房(戦後)、かもめ書房

 と、同じ本が(同じ紙型?)が何度も使いまわされているようですね。
 この辺も、調べがつけば面白そうですね。
 重ねて、皆さんの情報提供をお願いします。

トビラノラビットさん

 こちらにも登場、ありがとうございます。
 (皆さんには、ちょっとハシャギ過ぎと思われるかも知れませんが)不思議な縁が重なって、熊谷市郎さんのインタビューが発掘され、再録される事になったのは、本当に嬉しいところです。
 これも、トビラノさんのご尽力のおかげです。 ありがとうございます。
 
 戦前版「ぷろふいる」は、編集者と読者の探偵小説を愛する気持ちが、ページの隅々から伝わってくる、熱気に満ちた雑誌でした。
 今読み返しても、エネルギーが伝わってきて、力が出ます。
 (「ぷろふいる」とそのライバル誌、戦後の何誌か(「ぷろふいる」や「薪探偵小説」など)、「幻影城」などがそんな雑誌ですね)
 今は、そんなミステリー専門雑誌が存在しないのが、残念です。
 「ぷろふいる」の時代、熊谷さんはまだ二十代だったのですよね。
 その方が、晩年インタビューの時にも『ナイチンゲールの屍衣』を読んでいらっしゃた、と言うだけでも嬉しくなります。
 
 不思議な力で、情報と関係者が集まったこの時に、一気に熊谷さんの業績評価を進めていただきたいと思います。
 よろしくお願いします。
 


[←No.119〜143] [No.144〜168] [No.169〜193→]

Powered by T-Note Ver.3.20