小林さん、後期「ぷろふいる」については、初期の号の発行者が熊谷さんではなかった、ということだと思います。
矢田利男、白川四郎という人が、どういう方なのか、情報はありません。発行人を、他の名前にする理由は何でしょうか、あと,二回は,熊谷市郎、としているのですから。
>2巻1号(通巻3号)では、「ぷろふいる再刊と熊谷書房の株式会社化」の宴が紹介されていて、そこには竹之内東京支社長も写っています
ということから、その東京支社長が竹之内貞和さんであるので、
>その人が、竹之内貞和さんでしょうか
ということになります。
「ぷろふいる」ファンにはお馴染みの堀場慶三郎さんも登場されて、熊谷市郎さんの周辺もわかりかけてきました。すばらしいことです。
「ジュニア版 世界の名作推理全集」中島河太郎監修,秋田書店、全16巻のうち、藤原宰太郎訳の,十冊が並んでいました。各冊100。この全集では彼の訳はそろいます。翻訳もされていたこと、これで知りました。
日下です。
もっとも、Kashibaさんには言われたくなかろうと
思いますが(笑)
>小林文庫オーナーさま
>扶桑社文庫の昭和ミステリー秘宝、ようやく購入。
> ところで、巻末では、また大阪圭吉の著作権継承者の連絡先がわからないとか。
> 以前角川ホラー文庫で、同じような事があったけど、その後出た本には、そんな
>事が書かれていることはなかったですね。
> 「大阪圭吉掲示板」では、新城市近郊で書店をやってらっしゃる、と言う情報も
>有りましたけど。
> 真面目に調べていないんじゃないですか? (ちなみに私は、連絡先は知りま
>せん (;^_^;) )
えー、著作権者の連絡先を調べて、担当者に渡したのは
私なのですが……。
大阪圭吉は没後五十年を経て著作権が消滅しているため、
そのリストに入れませんでした。
実は私のところには、まだ本が来ていないので、現物を
確認していないのですが、上記のように書いてあるとす
れば、単純な連絡ミスでありましょう。
なにぶん、今回の本は許諾関係者が多く、連絡先不明の
人を一括して巻末に記載してしまったのだと思います。
巻末エッセイの関係者と書評用の本を先に発送したら、
私の分がなくなってしまった(泣)というほどでして、
ミステリ・マニアではない扶桑社の担当者氏が、著作権
者のリストに大阪圭吉を入れてしまったのも、無理から
ぬ所かと……。
>須川毅さま
>先日買った渡辺啓助「密林の医師」
>春陽文庫版は陸軍が前線慰問用に配布と
>いう告知つきでした。
大ショックです。これまでの書誌にまったくなかった
新発見の本ですよ~。お手数ですが、収録作品と奥付
を教えていただけないでしょうか。
♯ううう、渡辺啓助M4からM5に後退……(泣)
NHKラジオで「人でなしの恋」の朗読を聞きながら書いています。
扶桑社文庫の昭和ミステリー秘宝、ようやく購入。
群馬県には、おそらく今日配本されたと思います。
『二十世紀鉄仮面』の、小品集(末永さんの解説!)と、各氏の虫太郎論やエッセイ集は良いですね。堪能しました。
ところで、巻末では、また大阪圭吉の著作権継承者の連絡先がわからないとか。
以前角川ホラー文庫で、同じような事があったけど、その後出た本には、そんな事が書かれていることはなかったですね。
「大阪圭吉掲示板」では、新城市近郊で書店をやってらっしゃる、と言う情報も有りましたけど。
真面目に調べていないんじゃないですか? (ちなみに私は、連絡先は知りません (;^_^;) )
「小林文庫」を、毎日新聞社発行のムック「インターネット 読む・学ぶ・調べる」、で紹介していただきました。
「人文科学系の研究者や学生などに向け、インターネットで良質な情報を得る術をガイドすると」という本だそうです。
他で紹介されているHPは、本当に高度で専門化されたHPばっかり。
そんな所に、こんな遊びのHPが紹介されちゃって良いんでしょうか?
No.1057 須川 毅 さん
先日は、お世話になりました。
> (わっと書きこみの嵐が・・・)
...無いようですね(苦笑)
これで、「敷居は高くない」ことが証明されたのかも……(笑)
それはともかく、この時代の本には「読み終えた後には、戦地に送りましょう」と言うような言葉が書いてある事が多いですね。
でも、「陸軍が前線慰問用に配布」と言うのは知らないです。
と言っても、わたしはこの時代の本を(ほとんど)持っていませんけれど。
皆さま、「敷居が高い」と言われても構いませんので、出し惜しみせず(笑)情報を教えて下さい。
No.1059 森 英俊 さん
梶野悳三や三橋一夫も何冊も入手されたとか。
よしだまさしさんの掲示板で拝見しました。
森さんの周りだけ、違う時間が流れているのでは!?
No.1061 石井春生さん
さっそく、神奈川県立図書館の蔵書の情報、ありがとうございます。
石井さんには、『海の先駆者』(三上紫郎)の書誌情報も教えていただきました。
このお礼は、そのうちに…。
これで、非探偵小説本の書誌情報は、4冊まで解りました。
残るは、『蕉門十哲句集』(小島清編)だけですが、これが全く見つからないんですよね。
この本を除けば、非探偵小説本の方が図書館に残っているようです。
ところで、『書物と人物』森洗三は、「森銑三」 ですよね?
神奈川県立図書館の蔵書はWEBで検索できるので調べてみると、金鈴社の本なんかも所蔵しているようですね。
また、何かあったら、お願いします。 m(__)m
近いうちに、神奈川県立、横浜市立、神奈川県立近代文学館 と、横浜の野毛山、山手の観光コースを通って、熊谷書房本探求に行ってみたいと思っています。
桜さん
後期「ぷろふいる」の情報ありがとうございます。
初期の号の発行者は、熊谷さんではなかった、と言う事ですよね。
その矢田利男、白川四郎という人は、どういう方なのでしょうか?
2巻1号(通巻3号)には、扉野さんも紹介されていた「ぷろふいる再刊と熊谷書房の株式会社化」の宴が紹介されていて、そこには竹之内東京支社長も写っています。
その人が、竹之内貞和さんでしょうか?
2巻2号(通巻4号)には、九鬼澹が「誰彼のこと」というエッセイを書いていて、大阪圭吉や井上良夫などを追悼しています。
それを読むと、「ぷろふいる」ファンにはお馴染みの堀場慶三郎さんも、亡くなっていた事が解ります。
戦後の探偵小説の再興や、熊谷さんの活躍を見る事は無かったのですね。
小林さん、
・「ぷろふいる」2巻3号、昭22.12.10発行、熊谷市郎(発)、ぷろふいる社(発)
です。表紙と奥付けが異なる場合がありますが、表紙の日付けを採用しています。
第三次「ぷろふいる」の計画があったのですが、ある時期さがしていました。ないものを探すことを時折してしまいます。
森 英俊さんがかかれました、北村寿夫の『白骨島の秘密』(ポプラ社,1953)。
古書目録で出るたびに、私は、北村鱒夫さんの、誤植だ,とある期間,思つていました。
この鱒夫さん(1925年、京都生まれ)には、『花やかな虚像』、『死者との契約』、『夜の逆流』、『背徳の夜』があり、探偵小説家です。
>オーナーさま
先日お約束した神奈川県立図書館所蔵の熊谷書房の本を調べてきました。
『書物と人物』森洗三
昭和十八年六月十二日印刷 昭和十八年六月二十日発行
発行者 熊谷晃一 神戸市葦合區坂口通七丁目五〇
印刷者 内外出版印刷株式会社會社 東京市神田區淡路町二丁目
配給元 日本出版株式會社 東京市神田區淡路町二丁目
発行所 熊谷書房 神戸市葦合區坂口通七丁目五〇
定価 参円五拾銭
『近世劍客傳』宮本謙吾
昭和十八年一月十五日印刷 昭和十八年一月二十日初版
発行者 熊谷晃一 神戸市葦合區坂口通七丁目五〇
印刷者 (西京七)内外出版印刷株式会社會社
配給元 日本出版株式會社
発行所 熊谷書房
定価 貳円
(*神は全て旧字です)
神奈川県立図書館には結構古い本があるみたいですので、
これ以外にも気になる本がありましたら、すぐ調べに
行きますので仰有って下さいね。
小林さん、たまたま、雑誌がありましたので、以下、書きます。
すべて、編集人は森本紫郎さんです。
・「ぷろふいる」2巻1号、昭22.6.1発行、矢田利男(発)、熊谷書房(発)
・「ぷろふいる」2巻2号、昭22.8.10発行、白川四郎(発)、熊谷書房(発)
・「ぷろふいる」2巻3号、昭22.x.x発行、熊谷市郎(発)、ぷろふいる社(発)
x、xxは写しわすれ(あとで)
ぷろふいる社は、熊谷書房の東京支社の住所と同じ
・「仮面」3巻1号、昭23.2.1発行、熊谷市郎(発)、ぷろふいる社(発)
・「仮面」3巻2号、昭23.3.15発行、竹之内貞和(発)、ぷろふいる社(発)
・「仮面 春の増刊」、昭23.4.10発行、竹之内貞和(発)、ぷろふいる社(発)
・「仮面」3巻3号、昭23.5.1発行、竹之内貞和(発)、ぷろふいる社(発)
・ 「仮面」3巻4号、昭23.6.1発行、竹之内貞和(発)、ぷろふいる社(発)
・「仮面 夏の増刊」、昭23.6.10発行、竹之内貞和(発)、ぷろふいる社(発)
・「別冊仮面」、昭23.8.1発行、竹之内貞和(発)、八千代書院(発)
仮は旧かなです。山前文献では、竹之内亭和、とされています。
あまり話題になるような本をしばらく入手できずにいたのですが、先週、
今週と、まとめてジュブナイルを手に入れることができました。
まず、柴錬のホームズが2冊。『名探偵ホームズ』(偕成社 少年少女世界
の名作,1971)これは例の「赤い怪盗」の入っているやつですね。
『恐怖の谷』(偕成社 世界名作文庫,1954)こちらは初見でした。三橋の
翻訳『即興詩人』も入っているシリーズ。
久米元一『夕空晴れて』(ポプラ社,1954)少年物は多いひとだけれど、
少女小説は珍しいのでは。表題作はお涙ちょうだい物ですが、併録されている
中編「悪魔のセレナーデ」はスリラーです。
鹿島孝二『カナリヤ姫』(偕成社,1953)ユーモア小説選集のうちの1冊。
同じ作者のものでは、『友情馬車』というのが出ています。
山岡荘八『旗よ光と共に』(ポプラ社,1955)熱血小説と銘打たれていま
すが、設定は完璧にスリラー。同社から出た、『暗黒街の少年』(椿三四郎
という快少年が主人公)、『冨士に風あり』、『泣くな太陽』といったあた
りも気になります。
それからきょう入手したのが、『笛吹童子』や『紅孔雀』等で知られる
北村寿夫の『白骨島の秘密』(ポプラ社,1953)。中編「ノラビ王朝の風雲」
が併録されていますが、表題作はまっとう(?)な探偵物です。同じ作者の
ジュブナイル・ミステリは他にもあるのでしょうか?
多くの話題が出てきましたので、刺激的です。
『氷柱』多岐川恭,創元推理文庫、には二つの付録(?)がありました。文庫新刊ご案内と江戸川乱歩の貼雑年譜(の宣伝ビラ)です。
最初には、「訂正とお詫び」が書かれています。ある創元ライブラリでの、ミステリ作家、Yさんが故人であるかのような表現、それの訂正でした。
昨年、その書物をよんで気になり、Yさんの,元同僚に電話で訊きましたら、
「昨日、電話で話をした」
とのこと、奥さんがなくなられたことが、そのように伝えられたのでしょうか。
今、Yさんは、娘さん夫婦のところで過ごされていることを、その同僚のひとからきいています。七九歳です。
同じビラには、「第一回土屋隆夫朗読CDプレゼント 当選者発表」、20名の方が当選されています。欲しいですね。
江戸川乱歩の貼雑年譜の宣伝をみて、あるいは、喜国さん、小林さんも入手されたのを知り、申し込みに動かされます。
1番からある数の番号までは、やはり、平井さんの手元に行くのでしょうか、気になります。
最近のレベルの余りの高さに
唖然・呆然状態の一人です。
とても口がはさめませんが、(*_*)
先日買った渡辺啓助「密林の医師」
春陽文庫版は陸軍が前線慰問用に配布と
いう告知つきでした。この手の慰問用
文庫本は一杯あるのでしょうか?
(わっと書きこみの嵐が・・・)
一昨日(23日)は、某オフ会に出席。
早稲田の古本屋さんを廻ってきました。
お逢いできた皆さん、ありがとうございました。
何時ものように、最初に帰らなければならないのが、残念でした。
桜 さん
熊谷市郎さんの略歴、ありがとうございます。
やはり、28歳で「ぷろふいる」を創刊されていた、というのが凄いですよね。
今回間に合いませんでしたが、次回更新時に「熊谷市郎出版リスト」に追加させていただきます。
『追跡『東京パック』』高島真(無明舎出版)
教えていただいて、ありがとうございます。
さすが、目配りが広いですね。 私も、注文しようかと思います。
彩古 さん
続々情報ありがとうございます。
「熊谷市郎出版リスト」に追加させていただきました。
自宅にいて調べられる情報は、ほぼ調べ終わってしまいました。
今後は近代文学館や国会図書館の蔵書をチェックし、正確を期したいと思っています。
(なかなか東京に行けないので、時間が掛かりそうですが…)
> 「東京都」ではなく「東京市」なので、ぷろふいる社関係は全部訂正が必要です。
ホントだ。
ぷろふいる社の情報を提供したのは、……全部私ですね(大汗)
早速訂正しておきました。
(誤りの指摘は、大歓迎です)
岩堀 さん
昨日はお世話になりました。
「ブラックジャック」に似ているのは、「刺青殺人事件」です。(内輪の話…)
『ネメクモア』の装丁は、素晴らしいですね。
今回『偽眼のマドンナ』の愛蔵本も出版されているようですし、『夜の蝶』や『鴉白書』『鴉』と言い、渡辺さんは著書には恵まれているのでは、と思いました。
某氏から、『ネメクモア』は売れ行き好調だが再版の予定無し、という情報を聞きました。
kashiba さん
何を、ご謙遜を!(笑)
ご無沙汰しています。
kashibaさんが大下宇陀児をまとめて購入したのは、HPで知っていたのですが、何を購入されたのかまでチェックできなかったので、質問できませんでした。
『ホテル紅館』の出版状況、疑問点がありますので、解ったらまた教えて下さい。
> それにしても、この掲示板の敷居の高さは尋常じゃありませんね(^^;
オフ会で逢った方からも(3名も!)、同じ事を言われてしまいました。
私も最近のレスは、「知らなかったです」「初めて知りました」「ありがとうございます」、この3つだけです。(爆)
(知らなかった事を知る事は楽しいので、発言はひかえないで下さいね)
そんな時は、どんどん別の話題を出してください。 > 皆さま
話題は幅広くと思っています。
「熊谷市郎出版リスト」作成に、ご協力ありがとうございます。
昨日までに、提供していただいた情報を反映し、「リスト」を更新しました。
ご覧下さい。
かもめ書房出版の非探偵小説の内の1冊、『近代女性の科学的教養』を福岡県立図書館から、借出しました。
間違いなく、熊谷市郎さんの関係した書籍でした。
内容は、「若い女性に向けた、科学的教養に関する啓蒙、教養書」です。
他の非探偵小説本も、閲覧すべく準備中です。
末永さん
『ホテル紅館』の出版年月日、少し疑問を持っていました。
と言うのは、リストを纏めてみると、後期熊谷書房の出版は、ほぼ昭和21年で終わっていて、22年以降はかもめ書房の方にシフトしているように感じられたからです。
『ホテル紅館』には、まだ疑問点があって、この本だけが後期熊谷書房と、かもめ書房から出版されているのですね。
『ホテル紅館』(だけ)は、ぷろふいる社(末廣書房)、前期熊谷書房を含めて、4度出版されている事になります。
しかも、今回の日付の訂正で、後期熊谷書房版とかもめ書房版は、ほぼ同時期に出版されていた事になります。
何か事情があったのでしょうか? 『ホテル紅館』を集めて、照らし合わせてみたい誘惑にかられます。
なお、前期熊谷書房と後期熊谷書房の『ホテル紅館』は、『釣・花・味』に収録の中島河太郎編「作品・著書目録』には記載されていないようです。
その外にも、リストを記入していて気に掛かったことを、ランダムに挙げておくと。
○ 『角田喜久雄氏華甲記念文集』に収録の、中島河太郎編「角田喜久雄氏著書目録」によると、かもめ書房版『怪奇を抱く壁』には、改装版も有るようです。
改装版は、他にも有りそうですね。そこまでは、とてもチェックできないと思いますが。
○ 「出版年鑑」を見ると、後期熊谷書房の本も総て「かもめ書房」刊となっていました。
○ 熊谷さんは、第3次「ぷろふいる」の発刊も計画されていたようです。
「小説」8号(昭和23年10月)の編集後記には、「本社では秋から季刊で探偵小説研究誌として「ぷろふいる」を復刊する予定で準備が進められている」、とあります。
○ かもめ書房では、「小説」のほかに「新風流」と言う雑誌も発行していたようです。
内容は、日本画や邦楽、能、茶道など伝統的芸術に関する「藝能美術雑誌」。
ただし、今のところ実物を確認できるような情報は、引っかかってきません。(プランゲ文庫にも無さそう?)
○ 後期「ぷろふいる」「假面」の出版者、編集者の推移が確認出来ません。(雑誌を所有していないので)
「假面」の最初の号は、まだ熊谷さんが発行人になっているようですね。
kashiba様。
おっしゃる通り、22年の間違いでした。オーナー様、訂正お願いします。
どうも数字の間違いは致命的なわけで、すみませんでした。
実は「『新青年』趣味」の私の原稿にも1年間違った記述があって、扶桑社文
庫『二〇世紀鉄仮面』に再録していただく際に訂正したのですが、いやはや汗
顔ものです。
かもめ版の『ホテル紅館』が、RBワンダーに置いてありましたね。私は買いま
せんでしたが。装丁は全然違うんですね。
御無沙汰しております。25万アクセスおめでとうございます。
えーっと戦前本や仙花紙本は全くといっていいほど持ってないkashibaです。
たまたま、戦後版の「ホテル紅館」があったので、奥付けをみていたら、
末永さんのご報告と、印刷日・発行日が1年ずれていたので書き込みます。
印刷日が昭和22年3月20日、発行日が昭和22年3月25日
でありました。まあ、遅い分にはどうでもいいのですが、一応
早かったのでご報告。
それにしても、この掲示板の敷居の高さは尋常じゃありませんね(^^;
喜国雅彦 さん
きのうは、早く外出したので、喜国さんの書きこみは、外出先で拝見しました。
わぁーー、羨ましい、と思って、悔しい(笑)思いをしていたんですが、今日帰ってみると、私のところにも届いていました!!!
\(^o^)/ ヽ(^o^)丿 \(~o~)/
早速、箱を開けて、さっきまで撫でていました。
ただ、本物を見た時ほどの感動はないかなぁ
奥付の番号は49番でした。
朝の9時からチャイムを鳴らすヤツがいる。
パジャマのままで出ていくと、宅配便屋さん。なにやらデカイ箱を持っている。現在注文中の古本は無し。「連れ合いの通販の品か」と思いながら、サインをするために受け取りを手にする。ふと見える東京創元社の文字。お、おお、おおおおおおおおおおお。そうです。貼雑年譜だったのです。さすがに乱歩邸で手にした本物ほどの感動はなかったけれど、恐ろしくて触れなかった本物と違ってこちらは触りたい放題。
内容は……届いた人の楽しみを奪いたくないので、内緒。
出来上がった分から注文順に発送しているので、じらされる人もいると思いますが、待つ価値はあります。
雨が降っているけど、いい日になりました。では。
おっと、奥付の番号確認するのを忘れていた。
岩堀さん、乱歩が編集に加わったのは、古書店「三人書房」の頃です。
それを追跡された高島さんはとても元気でした。
電話で話をしてますと、他の著書もいただけることになり、これはうれしくなりました。
今日、朝の7時31分から、2分あまり、ズームイン・サタデーの「三面記事プラス1」のなかで、
江戸川乱歩の蔵 存続の危機、として、
字幕では「知られざる江戸川乱歩の秘密」とされていました。
・その蔵の概観(白壁がくずれていました)
・乱歩のお孫さんがホンの数秒、登場(蔵の扉をあけていました)
・蔵の中が少しだけ紹介されていました(おなじみの蔵書、アルファべット順にならぶポケツトブックです、その他に、江戸のころの文献)
・「貼雑年譜」が一冊紹介されています(下宿の記録やそのスケッチなど)
すこしの間でしたが、これで、映像で見たのは2回目だ、と思います。
桜さま
『追跡『東京パック』』情報有難う御座いました。
会社近くの書店に注文して入手出来そうです。
若き日の乱歩は東京パックに風刺漫画を描いたりしているんですね。
私は貼雑年譜は持っていませんが、新潮日本文学アルバム「江戸川乱歩」
に載っている「米国大統領ウイルソンと国際連盟」の図など上手いもの
です。
日にちがあらたまりますが、2月は日がたつのがはやいです。
小栗虫太郎『魔童子』昭和21.11.15再版発行 高志書房 セロファンカバ付き
を入手。これは初版の9.30発行と同じく、セロ付きでした。初版より、2円,高い表示。うら表紙は,初版とことなる。
以前、初版を譲り受けたコレクターの人(再版とは別の人)に、その初版のことをききますと、その時代に、購入した、とのこと。その時の状態のままだから、恐らく,セロカバーはあったが、帯はない、とのこと。
岩堀さん、高島 真『追跡『東京パック』』無明舎出版(2001.1.15)の内容をみますと、
・乱歩が二号から四号までの編集担当していた(第一章 大正期『東京パック』と江戸川乱歩)。従来の説を訂正
・下田さん(秋田県生まれ)がそれを主宰していたが、乱歩の貼雑年譜には、その下田、と言う名前がないのはなぜか
・高島さん(山形市在住)の父親がその雑誌に書いていたので、追求する
・実に、高島さんが四十八歳から、25年にわたる追跡の賜物です
などがかかれています。1890円(送料込み)、上に電話していただければ(番号案内でよろしくおねがいします)、入手可能です。
久しぶりに、韓国で印刷された(printed in Korea)、角川文庫入手。
今までは、横溝さんの文庫では、昭和51年6月、7月、9月、という限定した時期にありました。その後の、昭和52,53年のものには確認できないままでいました。
しかし、昭和55年6月の、鮎川哲也「人それを情死と呼ぶ」角川文庫、六版が、韓国で印刷されたものでした。今までと同様に、印刷所・製本所 利久商事です。
随分、あとまで印刷がおこなわれていたようです。
末永様
「ネメクモア」の久世さんの評、渡辺啓助の自選でないこと
全く気付きませんでした。入手してすぐ目次を見たら、
「偽眼のマドンナ」「決闘記」などがないのでやや意外に
感じていて、久世さんの文章を読んでなるほどと思ってしまい
ました。私としては、学生時代に読んだ(東都書房の日本推理
小説大系「昭和前期集」に収録)上記の代表作を「ネメクモア」で
再読してみようという気持ちがあったのですが、今夜、巻末の小松
史生子さんの解説の冒頭を読んで、編者の意図するところはよく
理解できました。「ネメクモア」、ずっと机の上にあるのですが、
いつ読もうかと悩ましいところですね(一気に読んでしまうのは
もったいないような気が)。
桜様
秋田市の無明舎が出した、乱歩の事にについて書かれた本、詳しい情報
教えて頂けたら嬉しいのですが。私は秋田市出身なもので、出来たら
入手したいと思います。 ← 前回書き漏らしてしまいました
小林さん、「ぷろふいる」4号、昭和22年の、元版(「青版」でない)の表誌のうらをみますと、「青版」にない宣伝、
東光出版代理八千代書院(千代田区)
・木々高太郎『二重殺人』
・大下宇陀児外『探偵小説捕物傑作集』
・南洋一郎、三点、海野十三『謎の透明世界』
が掲載されています。東光出版代理八千代書院、ということ、昭和22年頃にはよくあることなのでしょうか。東光出版とは東光出版社のことでしょうね。
彩古さんの情報はすばらしく、蔵書の奥深さに感服します。
「京都河原町四條富士ビル二号三室」は
「京都河原町四條富士ビル二號三室」でした。旧字です。
続いて『血液型殺人事件』です。
函は持ってないけど、奥付は確認できました。
「東京都」ではなく「東京市」なので、ぷろふいる社関係は全部訂正が必要です。
『血液型殺人事件』甲賀三郎
S.10.10.15印刷 S.10.10.18発行 B6版349頁 1円50銭
装釘 東郷青児(青児は旧字)
発行者 熊谷市郎 東京市渋谷區代々木深町一六一三(渋は旧字)
発行所 ぷろふいる社 東京市渋谷區代々木深町一六一三/京都河原町四條富士ビル二号三室(併記)
小林さん、扉野さんの記事を参考にして、熊谷市郎さんの略歴をかきます。
熊谷市郎略歴
1905年(明治38)生まれ
33年(昭和8) 二十八歳 「ぷろふいる」創刊「ぷろふいる」社長
35年 『白蟻』小栗虫太郎(ぷ)
37年 廃刊
42年 『羅馬の酒器』甲賀三郎(熊)
45年 『夢殿殺人事件』小栗虫太郎(熊)
46年 「ぷろふいる」再刊(復刊)
47年 「小説」かもめ書房
52年 古書店「光文堂」開業(亡くなるまで)
82年 七十七歳、インタビュされる(記事参照)
1985年(昭和60) 逝去される(八十歳か)
以上です。小林さん、追加してください。
もう一点、横溝正史さんの『探偵小説』かもめ書房 昭和23年
について、「古書目録 芳林文庫古書目録 探偵趣味」7号(1999年)の、p18に掲載されています。
収録作は、
「探偵小説」「かめれおん」「女写真師」「アトリエの殺人」「花粉」「明治の殺人」
です。
あたりませんね、この頃もそうでした。
井口泰子さんの死を新聞で知りました。雑誌の編集もされていたことが印象にのこります。
小林文庫です。
昨日、「小林文庫」のアクセスカウンタが25万を越えました。
大変ありがとうございます。
また、皆さまからお寄せいただいた情報、既存の書誌を参照した情報を、「熊谷市郎出版リスト」に追加しました。
今回、「雑誌」に関する情報も(不充分ですが)追加しました。
ご協力、ありがとうございます。
引き続き、情報を求めています。
土曜日には、仕事峠を越えたので、図書館に行ってきました。
気が緩んだのと、寒い中を歩いたのとで、体調を崩してしまいました。
(現在は、ほぼ回復しました。)
図書館に行ったのは、「渡辺啓助100歳記念展」に行けなかった事のリベンジ。
群馬県には、渡辺啓助さんが疎開し、昭和20年代後半まで住んでいたこともあり、郷土資料として著書が収集されている事を最近知ったのです。
所蔵しているのは、『シーザー』(1955 鱒書房)、『東京ゴリラ伝』(1957 東方社)、『空気男爵』(1957 東方社)、『海・陸・空のなぞ』(1958 新潮社)など。
それなりに、レアな本に閲覧できて、幸せでした。
閲覧した本の中の目玉は、『夜の蝶』(昭和29年 B文学会)。
限定100部の非売品の本。
渡辺啓助さんが群馬に疎開していた際、地元の誌愛好家と設立した(渡辺さんは顧問)同人誌「B」に掲載した詩を纏めたものです。
ガリ版刷り、109頁の小冊子でしたが、ガリ版ながら多色刷りの瀟洒な本でした。
(内容については、「渡辺啓助100」を参照して下さい)
桜さん
「芳林文庫古書目録 探偵趣味」情報、ありがとうございます。
掲載を確認しました。
この頃の目録を見ると、欲しい本が(安価で)有って、惜しいですね。
あの頃は、基本書を買っていたので、今欲しいような本には眼が行っていませんでした。
岩堀さん
> 熊谷市郎は全くお役に立てず申しわけありません。
何をおっしゃっているのですか。
お気持ちだけで、嬉しいです。
岩堀さんの情報は、リアルタイム情報なので、本当に貴重で、興味深いです。
彩古 さん
収録作情報、ありがとうございます。
『右近捕物帳 花火車』金鈴社が、2分冊されて、熊谷書房と、かもめ書房から出版されたと言う事ですね。
やはり、金鈴社と熊谷書房は、何か関係があるのでしょうか?
ご返事しなければいけないメールが何通か有るのですが、返事が遅れています。
すみません。
Powered by T-Note Ver.3.20 |