推理小説 書評リスト

1997年10月〜12月

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《97年10月》

◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 1997年10月9日号
    『未明の悪夢』 谺健二(東京創元社) ★★★★1/2
    ※ 大量死を背景にした殺人という主題設定もさることながら、やっぱり島田荘司直系の奇想に
      満ちた犯行の数々と、アクロバティックな大仕掛けにご注目あれ。

◆「エンターテインメント私のベスト3」 新保博久・評 日本経済新聞 1997年10月5日
    『ハムレット狂詩曲』 服部まゆみ(光文社)
    ※ 演出家の胸に秘められた殺意
    『ガラスの麒麟』 加納朋子(講談社)
    『ルームメイト』 今邑彩(中央公論社C★NOVELS)

◆「エンターテインメント私のベスト3」 小谷真理・評 日本経済新聞 1997年10月5日
    『ウォーレスの人魚』 岩井俊二(角川書店)
    ※ 生誕の本質めぐる海洋ロマン
    『風が吹いたら桶屋がもうかる』 井上夢人(集英社)
    『渦都』 柴田よしき(徳間書店トクマノベルズ)

◆『鎮魂歌 −不夜城U−』 馳星周(角川書店)
    西上心太・評 オール讀物 1997年10月号
    ※ 錯綜する策謀、暴発する妄執の果ての地獄図

◆『ターン』 北村薫(新潮社)
    千街晶之・評 オール讀物 1997年10月号
    ※ 彼女は独り、反復する時間の中に

◆「国内ミステリーベスト3」 長谷部史親・評 小説現代 1997年10月号
    『クラッカー』 建倉圭介(角川書店カドカワエンタテインメント)
    『禍都』 柴田よしき(徳間書店トクマノベルズ)
    『猿の証言』 北川歩実(新潮社)

◆「現代小説ベスト3」 関口苑生・評 小説現代 1997年10月号
    『神々の山嶺』 夢枕獏(集英社)
    『慎治』 今野敏(双葉社)
    『サハリン脱走列車』 辻真先(講談社)

◆『崩れる』 貫井徳郎(集英社)
    朝山実・評 週刊朝日 1997年9月19日号

◆『OUT』 桐野夏生(講談社)
    高野庸一・評 サンデー毎日 1997年9月21日号
    ※ 出口を求めて犯罪が加速する

◆『OUT』 桐野夏生(講談社)
    イッセー尾形・評 週刊朝日 1997年9月26日号
    ※ 徹底して孤独な男女のかかわり合い 計算された仕掛は見事だ

◆『欲望』 小池真理子(新潮社)
    (あ)・評 週刊読売 1997年9月28日号

◆『マリリン・モンロー計画』 典厩五郎(祥伝社)
    長谷部史親・評 サンデー毎日 1997年10月12日号
    ※ 現代史の闇の部分に斬り込んだ

◆「近ごろお勧めミステリー」 新保博久・評 朝日新聞 1997年9月27日夕刊
    『鎮魂歌 −不夜城U−』 馳星周(角川書店)
    『ターン』 北村薫(新潮社)

◆『破線のマリス』 野沢尚(講談社)〈売れてる秘密〉
    池上冬樹・評 朝日新聞 1997年10月5日
    ※ おぞましくも哀しい愛の姿

◆『ガラスの麒麟』 加納朋子(講談社)
    笠井潔・評 〈エンターテインメント情勢分析〉すばる  1997年11月号
    ※ 性善と性悪

◆「新刊めったくたガイド」 北上次郎・評 本の雑誌 1997年11月号
    『鎮魂歌 −不夜城U−』 馳星周(角川書店)
    『ピリオド』 内海文三(幻冬舎)
    『破線のマリス』 野沢尚(講談社)
    『翼』 村山由佳(集英社)
    『公爵婦人邸の午後のパーティー』 阿部和重(講談社)

◆「新刊めったくたガイド」 池上冬樹・評 本の雑誌 1997年11月号
    『しゃべれども、しゃべれども』 佐藤多佳子(新潮社)
    『算学武芸帳』 金重明(朝日新聞社)
    『六枚のとんかつ』 蘇部健一(講談社ノベルス)
    『風が吹いたら桶屋がもうかる』 井上夢人(集英社)
    『仔羊たちの聖夜』 西澤保彦(カドカワ・エンタテインメント)
    『深夜にいる』 香納諒一(中央公論社)
    『秋の苦い光』 木田拓雄(角川書店)
    『神無き月十番目の夜』 飯嶋和一(河出書房新社)

◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 1997年10月23日号
    『午後の行商人』 船戸与一(講談社) ★★★1/2
    『モンキービジネス』 内山安雄(講談社) ★★★★

◆『鴉』 麻耶雄嵩(幻冬舎)
    大森望・評 小説すばる 1997年11月号
    ※ 特殊な舞台設定そのものが謎。メタミステリ的"意外な大結末"。

◆『ガラスの麒麟』 加納朋子(講談社)
    吉野仁・評 小説すばる 1997年11月号
    ※ 日本推理作家協会賞受賞作を含む、心に迫る珠玉の連作集。

◆『未明の悪夢』 谺健二(東京創元社)
    (汗)・評 読売新聞 1997年10月19日

◆『破線のマリス』 野沢尚(講談社)
    吉野仁・評 オール讀物 1997年11月号
    ※ TV界に潜む魔が彼女に牙を剥く

◆『ガラスの麒麟』 加納朋子(講談社)
    茶木則雄・評 オール讀物 1997年11月号
    ※ 黒い悪意の前に震える脆く繊細な魂

◆「国内ミステリーベスト3」 長谷部史親・評 小説現代 1997年11月号
    『ピリオド』 内海文三(幻冬舎)
    『ハムレット狂詩曲』 服部まゆみ(光文社)
    『龍の囁き』 狩野洋一(出版芸術社)

◆「HMM Book Review Jミステリ・レビュー」 西上心太・評 ミステリマガジン 1997年12月号
    『未明の悪夢』 谺健二(東京創元社)
    『さかしま砂絵』 都筑道夫(光文社)
    『銹色の警鐘』 渋沢和樹(中央公論社)
    『ハムレット狂詩曲』 服部まゆみ(光文社)



《97年11月》
『鎮魂歌 −不夜城U−』 馳星周(角川書店)〈売れてます〉
    (S)・評 毎日新聞 1997年10月13日夕刊

◆「エンターテインメント 時代小説」 縄田一男・評 産経新聞 1997年10月11日夕刊
    『さかしま砂絵』 都筑道夫(光文社)

◆「エンターテインメント 国内ミステリー」 香山二三郎・評 産経新聞 1997年10月18日夕刊
    『未明の悪夢』 谺健二(東京創元社)
    『クラッシュ・ゲーム』 北上秋彦(講談社)
    『銹色の警鐘』 渋沢和樹(中央公論社)

◆「今月のベストミステリー・国内」 香山二三郎・評 小説推理 1997年12月号
    『クラッシュ・ゲーム』 北上秋彦(講談社)
    『銹色の警鐘』 渋沢和樹(中央公論社)
    『架空の王国』 高野史緒(中央公論社)
    『未明の悪夢』 谺健二(東京創元社) 『午後の行商人』 船戸与一(講談社)
    井家上隆幸・評 週刊現代 1997年11月8日号
    ※ 23年前に惨殺された娘の復讐を誓った「行商人」の追跡行が中米を舞台に炸裂

◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 1997年11月6日号
    『氷舞 新宿鮫VI』 大沢在昌(光文社カッパノベルス) ★★★★1/2
    『死の泉』 皆川博子(早川書房) ★★★★1/2

◆『原罪の庭』 篠田真由美(講談社ノベルス)〈ニューウエーブ作家が選ぶ、今月のミステリー〉
    涛岡寿子・評 Uno! 1997年12月号

◆『鴉』 麻耶雄嵩(幻冬舎)
    笠井潔・評 〈エンターテインメント情勢分析〉すばる  1997年12月号
    ※ 分身と暴力

◆「エンターテインメント私のベスト3」 新保博久・評 日本経済新聞 1997年11月9日
    『催眠』 松岡圭祐(小学館)
    ※ 精神病理の奥に迫るサスペンス
    『負犬道』 丸山昇一(幻冬舎)
    『防壁』 真保裕一(講談社)

◆「エンターテインメント私のベスト3」 小谷真理・評 日本経済新聞 1997年11月9日
    『死の泉』 皆川博子(早川書房)
    ※ 虚実両面に絡む「声」に焦点
    『光の帝国 −常野物語』 恩田陸(集英社)
    『架空の王国』 高野史緒(中央公論社)

◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 1997年11月20日号
    『光の帝国 −常野物語』 恩田陸(集英社) ★★★★1/2
    『朱色の研究』 有栖川有栖(角川書店) ★★★★

◆『神々の山嶺』 夢枕獏(集英社)〈当店推薦本〉
    生江有二・評 週刊宝石 1997年11月27日号
    ※ エヴェレストに挑む孤高の男たち 最高峰を越えた前人未到小説登場

◆「新刊めったくたガイド」 北上次郎・評 本の雑誌 1997年12月号
    『イノセント』 図子慧(角川書店)
    『銹色の警鐘』 渋沢和樹(中央公論社)
    『クラッシュ・ゲーム』 北上秋彦(講談社)
    『百円シンガー極楽天使』 末永直海(河出書房新社)
    『あじさいになった男』 山本武臣(コスモヒルズ)
    『防壁』 真保裕一(講談社)
    『最後の恋文』 樋口修吉(マガジンハウス)
    『焚火の終わり』 宮本輝(集英社)

◆「新刊めったくたガイド」 池上冬樹・評 本の雑誌 1997年12月号
    『少年詩編』 佐伯一麦(新潮社)
    『ガラスの麒麟』 加納朋子(講談社)
    『『深い河』創作日記』 遠藤周作(講談社)
    『彩月 季節の短編』 高樹のぶ子(文藝春秋)
    『崩れる』 貫井徳郎(集英社)
    『雨の日の来訪者』 斎藤純(集英社)
    『ダガー』 斎藤純(実業之日本社)
    『荒南風』 阿井渉介(講談社)
    『やっぱり本は面白い』 安原顯(ジャパン・ミックス)

◆『砂の密約』 伴野朗(実業之日本社)
    池波志乃・評 週刊朝日 1997年11月7日号
    ※ 台湾の古本屋で見つけた謎の本には孫文の知られざる顔が描かれていた

◆『銹色の警鐘』 渋沢和樹(中央公論社)
    長谷部史親・評 サンデー毎日 1997年11月9日号
    ※ ビジネスマン必読のミステリー

◆『銹色の警鐘』 渋沢和樹(中央公論社)
    大多和伴彦・評 週刊宝石 1997年12月4日号

◆「エンターテインメント 国内ミステリー」 香山二三郎・評 産経新聞 1997年11月15日夕刊
    『氷舞 新宿鮫VI』 大沢在昌(光文社カッパノベルス)
    『死の泉』 皆川博子(早川書房)
    『光の帝国 −常野物語』 恩田陸(集英社)

◆『午後の行商人』 船戸与一(講談社)〈売れてます〉
    (A)・評 毎日新聞 1997年11月17日夕刊

◆『死の泉』 皆川博子(早川書房)
    吉野仁・評 小説すばる 1997年12月号
    ※ 〈これぞ物語文学の極み〉という惹句に誇張はない! 皆川博子の大傑作『死の泉』。

◆『光の帝国 −常野物語』 恩田陸(集英社)
    大森望・評 小説すばる 1997年12月号
    ※ 超能力をモチーフにした小説の頂点に位置する秀作。

◆『死の泉』 皆川博子(早川書房)
    巽孝之・評 読売新聞 1997年11月23日
    ※ 息をつかせぬ怒涛のロマン

◆『死の泉』 皆川博子(早川書房)〈ニューウエーブ作家が選ぶ、今月のミステリー〉
    柿沼瑛子・評 Uno! 1998年1月号

◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 1997年12月4日号
    『レディ・ジョーカー』 高村薫(毎日新聞社) ★★★★★

◆「国内ミステリーベスト3」 長谷部史親・評 小説現代 1997年12月号
    『ダンチェンコの罠』 深谷忠記(双葉社)
    『モンキービジネス』 内山安雄(講談社)
    『氷舞 新宿鮫VI』 大沢在昌(光文社カッパノベルス)

◆「現代小説ミステリーベスト3」 関口苑生・評 小説現代 1997年12月号
    『架空取引』 高任和夫(講談社)
    『光の帝国 −常野物語』 恩田陸(集英社)
    『パナマ運河奪還』 水木楊(新潮社)

◆『催眠 −hypnosis』 松岡圭祐(小学館)
    茶木則雄・評 本の窓 1997年12月号
    ※ 発想、実力ともに凄い新人

◆「HMM Book Review Jミステリ・レビュー」 西上心太・評 ミステリマガジン 1998年1月号
    『死の泉』 皆川博子(早川書房)
    『モンキービジネス』 内山安雄(講談社)
    『氷舞 新宿鮫VI』 大沢在昌(光文社カッパノベルス)
    『危険な恩人』 新津きよみ(勁文社ノベルス)

◆「今月のベストミステリー・国内」 香山二三郎・評 小説推理 1998年1月号
    『氷舞 新宿鮫VI』 大沢在昌(光文社カッパノベルス)
    『光の帝国 −常野物語』 恩田陸(集英社)
    『催眠 −hypnosis』 松岡圭祐(小学館)
    『死の泉』 皆川博子(早川書房) 



《97年12月》
『女たちのジハード』 篠田節子(集英社)
    久田恵・評 潮 1997年10月号

◆『午後の行商人』 船戸与一(講談社)
    野崎六助・評 サンデー毎日 1997年11月23日号
    ※ 暴力小説にして成長小説的風格

◆『鴉』 麻耶雄嵩(幻冬舎)
    千街晶之・評 週刊朝日 1997年11月21日号
    ※ 京極夏彦の対極に立つのが麻耶だろう 孤独と不安と諦観を語ってしまうのだ

◆『防壁』 真保裕一(講談社)
    朝山実・評 週刊朝日 1997年11月21日号

◆『月のしずく』 浅田次郎(文藝春秋)
    金田浩一呂・評 サンデー毎日 1997年11月30日号
    ※ 短編小説の復権をねらう最新作

◆『風車祭』 池上永一(文藝春秋)
    長谷部史親・評 サンデー毎日 1997年12月7日号
    ※ ユーモラスに描く壮大な物語

◆『情事』 志水辰夫(新潮社)
    池上冬樹・評 サンデー毎日 1997年12月14日号
    ※ 中年男の生と性、志水的叙情

◆『美神(ミューズ)』 小池真理子(講談社)
    朝山実・評 週刊朝日 1997年12月12日号

◆『錆びる心』 桐野夏生(文藝春秋)
    朝山実・評 週刊朝日 1997年12月19日号

◆「近ごろお勧めミステリー」 新保博久・評 朝日新聞 1997年11月22日夕刊
    『満月の夜古池で』 坂東眞砂子(偕成社)
    『死の泉』 皆川博子(早川書房)

◆『逃亡』 帚木蓬生(新潮社)〈売れてる秘密〉
    井田真木子・評 朝日新聞 1997年11月23日
    ※ 不条理を読み通させる筆力

◆『三浦和義事件』 島田荘司(角川書店)
    梶山龍介・評 産経新聞 1997年11月23日
    ※ 綿密な推理で"冤罪説"を展開

◆『情事』 志水辰夫(新潮社)〈売れてる秘密〉
    池上冬樹・評 朝日新聞 1997年11月30日
    ※ さまよう中年男の生と性

◆『情事』 志水辰夫(新潮社)
    西上心太・評 オール讀物 1997年12月号
    ※ 乾いた筆のうちに浮かびあがる愛欲の横顔

◆『死の泉』 皆川博子(早川書房)
    千街晶之・評 オール讀物 1997年12月号
    ※ 善悪、美醜、虚実を超越する復讐劇

◆「新刊チェックリスト【日本編】ピックアップ」 山前譲・評 EQ1998年1月号
    『サハリン脱走列車』 辻真先(講談社)
    『破線のマリス』 野沢尚(講談社)
    『クラッカー』 建倉圭介(角川書店カドカワエンタテインメント)
    『少年被疑者』 松木麗(学陽書房)
    『地底獣国の殺人』 芦辺拓(講談社ノベルス)
    『仔羊たちの聖夜』 西澤保彦(角川書店カドカワ・エンタテインメント)
    『鏡の奥の他人』 愛川晶(幻冬舎)
    『水野先生と三百年密室』 村瀬継弥(立風書房)
    『ガラスの麒麟』 加納朋子(講談社)
    『ルームメイト』 今邑彩(中央公論社C★NOVELS)
    『十四年目の復讐』 中町信(講談社ノベルス)
    『六枚のとんかつ』 蘇部健一(講談社ノベルス)

◆「新刊めったくたガイド」 北上次郎・評 本の雑誌 1998年1月号
    『負犬道』 丸山昇一(幻冬舎)
    『催眠』 松岡圭祐(小学館)
    『パナマ運河奪還』 水木楊(新潮社)
    『奈落の水』 澤田ふじ子(廣済堂出版)
    『木霊風説』 大久保智弘(講談社)
    『新宿中村屋 相馬黒光』 宇佐美承(集英社)
    『空へ』 ジョン・クラカワー(文藝春秋)
    『月のしずく』 浅田次郎(文藝春秋)

◆「新刊めったくたガイド」 池上冬樹・評 本の雑誌 1998年1月号
    『情事』 志水辰夫(新潮社)
    『氷舞 新宿鮫VI』 大沢在昌(光文社カッパノベルス)
    『からくり乱れ蝶』 諸田玲子(徳間書店)
    『結婚恐怖』 小林信彦(新潮社)
    『水の屍』 神崎京介(幻冬舎ノベルス)

◆『神々の山嶺』 夢枕獏(集英社)
    笠井潔・評 〈エンターテインメント情勢分析〉すばる  1998年1月号
    ※ 帝国と内面

◆『三浦和義事件』 島田荘司(角川書店)
    桜井哲夫・評 朝日新聞 1997年12月7日
    ※ 狂乱の時代を再認識 驚くべき裁判の展開

◆『三浦和義事件』 島田荘司(角川書店)
    佐木隆三・評 日本経済新聞 1997年12月7日
    ※ 膨大な資料から明快に総括

◆『氷舞 新宿鮫VI』 大沢在昌(光文社カッパノベルス)〈当店推薦本〉
    宮島秀司・評 週刊宝石 1997年12月18日号
    ※ 夢を追い続けた日々を懐かしみつつ 待望の最新作に僕も魅了された

◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 1997年12月18日号
    『BRAIN VALLEY(上・下)』 瀬名秀明(角川書店) ★★★★1/2
    『珍妃の井戸』 浅田次郎(講談社) ★★★★1/2

◆「エンターテインメント私のベスト3」 新保博久・評 日本経済新聞 1997年12月14日
    『レディ・ジョーカー(上・下)』 高村薫(毎日新聞社)
    ※ 戦後史の暗部 丸ごと凝縮
    『冤罪者』 折原一(文藝春秋)
    『小説たけまる増刊号』 我孫子武丸(集英社)

◆『阿弥陀』 山田正紀(幻冬舎ノベルス)
    大森望・評 小説すばる 1998年1月号
    ※ 九七年本格ミステリの台風の目。知的パズルの楽しさに満ちた山田正紀の新作、『阿弥陀』。

◆『レディ・ジョーカー(上・下)』 高村薫(毎日新聞社)
    吉野仁・評 オール讀物 1998年1月号
    ※ 闇を抱えた男たちが企業社会の歪みを撃つ

◆『天狗風 霊験お初捕物控(二)』 宮部みゆき(新人物往来社)
    茶木則雄・評 オール讀物 1998年1月号
    ※ 人の心の不可思議が生む神隠しの謎

◆「国内ミステリーベスト3」 吉野仁・評 小説現代 1998年1月号
    『レディ・ジョーカー(上・下)』 高村薫(毎日新聞社)
    『冤罪者』 折原一(文藝春秋)
    『催眠』 松岡圭祐(小学館)

◆『BRAIN VALLEY(上・下)』 瀬名秀明(角川書店)〈今週のベスト・エンターテインメント〉
    三橋暁・評 週刊現代 1998年1月3日・10日号
    ※ 超常現象から「神」の存在までを題材に「脳科学」を鍵にして開く驚愕のドラマ

◆『龍二』 小川竜生(角川春樹事務所)
    朝山実・評 小説宝石 1998年1月号
    ※ 修羅の巷から

◆『冤罪者』 折原一(文藝春秋)
    吉野仁・評 小説宝石 1998年1月号

◆『レディ・ジョーカー(上・下)』 高村薫(毎日新聞社)
    井家上隆幸・評 サンデー毎日 1998年1月4日・11日号
    ※ 戦後五0年を仮借なく総括した、高村薫の孤高の志。圧倒的大作

◆『天狗風 霊験お初捕物控(二)』 宮部みゆき(新人物往来社)
    縄田一男・評 サンデー毎日 1998年1月4日・11日号
    ※ 怪異は常に悲しみと背中合わせ

◆「近ごろお勧めミステリー 今年の5点」 新保博久・評 朝日新聞 1997年12月20日夕刊
    @『慎治』 今野敏(双葉社)
    A『モンキービジネス』 内山安雄(講談社)
    B『夜の森番たち』 斎藤純(双葉社)
    C『沈黙のメッセージ』 ハーラン・コーベン(ハヤカワ文庫)
    D『覆面の佳人』 江戸川乱歩・横溝正史(春陽文庫)
    ※ ベストテンの大合唱 見逃した作品に収穫

◆「エンターテインメント 国内ミステリー」 香山二三郎・評 産経新聞 1997年12月20日夕刊
    『レディ・ジョーカー(上・下)』 高村薫(毎日新聞社)
    『BRAIN VALLEY(上・下)』 瀬名秀明(角川書店)
    『天狗風 霊験お初捕物控(二)』 宮部みゆき(新人物往来社)
    『珍妃の井戸』 浅田次郎(講談社)

◆『レディ・ジョーカー(上・下)』 高村薫(毎日新聞社)〈売れてます〉
    (A)・評 毎日新聞 1997年12月22日夕刊

◆「今月のベストミステリー・国内」 香山二三郎・評 小説推理 1998年2月号
    『レディ・ジョーカー(上・下)』 高村薫(毎日新聞社) 
    『猛禽の宴』 楡周平(宝島社)
    『BRAIN VALLEY(上・下)』 瀬名秀明(角川書店)

◆「HMM Book Review Jミステリ・レビュー」 西上心太・評 ミステリマガジン 1998年2月号
    『レディ・ジョーカー(上・下)』 高村薫(毎日新聞社)
    『冤罪者』 折原一(文藝春秋)
    『心とろかすような』 宮部みゆき(東京創元社)


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last up date 1998/02/22